1月11日スタートの連続ドラマ「パンチドランク・ウーマン -脱獄まであと××日-」で主演を務め、取材に応じた篠原涼子さん
<インタビュー後編> ジェシーは真面目で繊細、甘えて頼れる藤木直人は親しき戦友 座長として「毎日行きたくなる現場に」
俳優の篠原涼子さんが、連続ドラマ「パンチドランク・ウーマン -脱獄まであと××日-」(日本テレビ系、日曜午後10時半、1月11日スタート)で主演を務める。初めて女性刑務官を演じるにあたっての準備や、仕事をする上で大切にしていることなどを聞いた。(前後編の前編)
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◇初の刑務官役に「身が引き締まる」 不器用なところは共通点も
ドラマは、女性刑務官が男性受刑者を脱獄させて一緒に逃げたという、海外の実話に着想を得たオリジナルストーリー。篠原さんは規律正しく真面目に生きてきたベテランの女性刑務官・冬木こずえを演じる。出演オファーを受け、「初の刑務官という役柄に対して私を抜擢してくださったことをすごく光栄に思った」という。
「身が引き締まるといいますか、緊張感を持って丁寧にやらせていただきたいと思います。いつもそう思っているんですが、今回は特に刑務官という役柄は初めてなので、自分の中でもどうやったらいいのかと模索しながら、しっかりと務めさせていただこうと思いました」
台本を読んで、「殺人犯を脱獄へと導いていくという設定にすごく衝撃を受けながらもひきつけられる思いがあった」と話す。
「こずえはどちらかというと、ものすごく冷たく見えがちなんです。いろいろなことがあって一匹狼にならざるを得なくなっちゃったんですけど、心の中がとても温かい女性。冷酷っていうよりも、血が通った人なんです。不器用だからこそ、人に自分の内側を見せられない、見せないという選択をするんですけれども、そういうところは自分自身にもあるなと思います。自分のことを見つめながら演じて、自分自身も改善できたらいいな、なんて思ったりもしています」
◇柔道の練習前にハプニングも
こずえを演じるにあたり、「感情をあまり表情や行動など表に出さずに、視聴者の方に想像してもらう」ことを意識している。
「たぶん表に出したほうが、そのときの感情をお届けできると思うんですが、規律正しいこずえは違うと思ったので。それから、柔道をやっていて、世界チャンピオンになれるくらい得意な女性なんですけど、自分自身が嫌なことがあった時や、悲しい時、つらい時に柔道に一心不乱になって自分の気持ちを整えるキャラクター。だから、柔道は頑張らないといけないと思っています」
柔道の初回の練習前には、ちょっとしたハプニングがあった。
「前日に掃除をしていたら腰を痛めてしまいまして……。動けずにずっとベッドの中で横になっていました。でも翌日の練習にはどうしても出たくて、始めは腰の痛みを隠すつもりでしたが、結果的に告白しました。練習には予定通り参加したんですが、パイプ椅子に座って見ているだけで、みんなに気を遣わせてしまうような嫌な感じになってしまいました。そういう人じゃないっていうことをアピールするためにも、柔道を一生懸命やって、自分の力で皆さんにお届けできればいいんじゃないかと思っています」
◇睡眠、食事が基本 人とのつながりも大切に
あらためて演技の仕事の面白さを尋ねると、「その瞬間、その時代、与えられた時期で違う人間になれるところ。そこはすごく醍醐味(だいごみ)」だという。今作で初の刑務官役を経験し、今後やってみたいことも聞いた。
「心情をむき出しにする役とか、民放では流せないような、振り切った役とか。あとは、今回共演の藤木(直人)くんと一緒に取材を受けていて思ったんですけど、大人の恋愛ドラマもやりたい! とはいえ、まずはこのドラマに集中したい。早く皆さまに見てもらって感想のお言葉をいただいて安心したいな」
歌手としてデビューし、俳優としてキャリアを重ねる中で、仕事を続ける上で一番大切にしていることを聞いた。
「睡眠、食事など健康面は基本ですね。あと、やっぱり楽しくいたいですね。それはどんなときでも大事にしていること。それと人とのつながり。藤木くんと13年前にご一緒した『ラスト シンデレラ』のメンバーと、昨年夏に久しぶりに集まったんですが、こういうつながりも大切にしていきたいです」
<プロフィル>
しのはら・りょうこ 1973年8月13日生まれ。群馬県出身。1990年、ダンスアイドルグループ「東京パフォーマンスドール」に加入。1994年、ソロで発表したシングル「恋しさとせつなさと心強さと」が大ヒット。俳優として、ドラマ・映画の「アンフェア」シリーズ、ドラマ「anego~アネゴ~」(2005年)、ドラマ「ハケンの品格」(2007年)、ドラマ「ラスト シンデレラ」(2013年)などに出演。2018年公開の映画「人魚の眠る家」、映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」で「第43回報知映画賞」主演女優賞を受賞。
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