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33歳、海外留学します!:第2回 渡航前に早くもひと苦労…

 アイルランド・ダブリンへ語学留学したエディターでライターのハマコ(仮名)さん(33)が、ダブリンの街、学校、美容事情や現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回は、渡航前にひと苦労した準備のエピソードを語ります。

 ◇ダメな例…? 出発3週間前に諸手続き完了

 私が、アイルランドの学校への申し込みと滞在するシェアアパートメントの手続きを終えたのが、出国予定日の約3週間前。本来ならもっと早く済ませなくてはいけなかったのですが、仕事と並行して行っていたためずいぶん遅くなってしまいました。これはダメな例だと思います……。

 ◇時差や現地習慣も考慮して準備を

 今から海外留学を計画しようとしている方には、とにかく早めに動き出すことをおすすめします。

 言うまでもなく日本とアイルランドの間には時差があります。通常はマイナス9時間で、サマータイム中はマイナス8時間。例えば日本から正午にEメールを送ったとしても、アイルランドはまだ同日の深夜3時(サマータイム中は早朝4時)。もし急ぎの用事があったとしても、すぐに返事をもらうのはまず無理です。

 またそれに加え、アイルランドのほとんどの会社が土日はしっかり休業します。そしてときどき「バンクホリデー」という祝日があるので、タイミングによっては迅速に連絡を取り合えない可能性も。私のようにギリギリで申し込む人は、まれだと思いますが、もし短期集中で留学手配をしようと考えている方がいたとしたら、そういった現地事情も考慮しておいた方がいいと思います。

 ◇出国作業のラストスパート

 さて、渡航後の生活に関わる諸手続きを一通り終えた後は、“日本を出る”ための作業のラストスパート。出国前日は成田空港そばのビジネスホテルに1泊することに決め、その1日前の朝一番に、長年愛用したベッドを業者に回収してもらうことにしました。19歳から愛用し続けた無印良品の木製ベッド。まさかこんなに長い付き合いになるとは……。日本ブランドの質の良さを改めて実感しました。

 ◇荷物は総重量50キロ超!?

 出国日の前日。バックパックを背負い、上からウエストバッグを斜めがけにし、巨大なショルダーバッグを持ち、スーツケースのハンドルを握りしめて、いざ出発。量ってはいませんが、総重量は50キロを超えていたのではないか……と思います。

 この日の予定は、自宅から徒歩で最寄り駅へ行き地下鉄で銀座へ。その後、格安バスを使って成田空港へ行き、同空港発のシャトルバスに乗ってビジネスホテルに到着するというもの。荷物の量からタクシーを使うことも考えたのですが、今回の旅では厳しい倹約生活を心に決めていたため我慢。自分の体力を信じてあえてこの方法を選びました。

 ◇ビジネスホテルに着く前に早くもヘトヘト…

 ところが歩き出して10分後、早くもヘトヘト……。駅を目前にしながら、近くのファストフードで休憩をすることに。これから長い旅路が待っているというのに、果たして体が持つのかどうか、己のひ弱さを痛感しました。

 それでも何とか頑張って、予定通りホテルへ到着。明日に備えて、深夜まで荷物を再整理して過ごしました……。

 <プロフィル>

 ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」と留学を決意。日々さまざまな壁にぶつかりながら、アイルランドライフを送っている。

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