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アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん(33)=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回はアイルランドのお祭り「セントパトリックスフェスティバル」ついてつづります。
◇アイルランド最大の祝日「セントパトリックスデー」
3月17日は、アイルランド最大の祝日と言っても過言ではないセントパトリックスデー。その日をお祝いするお祭り「セントパトリックスフェスティバル」が毎年開催されており、今年は14~17日に催される予定です。
今回は、私が人生で初めて体験した、2014年のダブリンの「セントパトリックスフェスティバル」のメインイベントの一つ「セントパトリックスデー・パレード」を振り返ります。
◇セントパトリックスデーとは?
私は留学前に、アイルランドの気候や地理以外は、あえて知らない状態で行こうと決めていたため、セントパトリックスデーについて、ほとんど何も知りませんでした。3月になると、学校の先生たちが、よくその話題を口にしたため、その日がアイルランド国民にとってどれだけ重要な日なのかを自然に理解するようになりました。
ある時、仲のいい若い女の先生とおしゃべりをしていて「セントパトリックスデーって最近知ったんだよねー」と気軽に話したら、「なに! こんなに有名なお祭りを知らずに来たの!?」というリアクションをされたほどです。
簡単に説明すると、セントパトリックスデーとは、大昔アイルランド中を旅しながらキリスト教を広め、各地に教会や修道院、学校を建てたパトリック司教の命日を記念する日。アメリカやカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、アイルランド移民の子孫が多く住む国々でも大きなイベントが開かれるようです。
◇グリーンのアイテムを身に着けて参加!
パレードの日、私の学校では先生が生徒を引率するプログラムを組んでくれました。自由参加で無料。学校に通っていると、こういうチャンスがあるのはうれしいものです。ささいなことですが、留学のメリットだなあと感じる瞬間でもあります。
ちなみにお祭り期間中は、みんながナショナルカラーのグリーンを身に着ける習慣があり、グリーンのシャツやハット姿の人、フラッグを手に持ったりする人たちで街中があふれかえります。
顔に国旗をプリントする人も老若男女問わずたくさん。私はお小遣いが全然なかったため、ショッピングセンターの雑貨屋でセール品になっていたグリーンのミサンガやブレスレットをいくつか買い、腕に目立つように巻いて参加しました。お祭り気分で散財しそうになりましたが、何とか我慢できてよかった……。
◇パレードは人! 人! 人!
パレードは、とにかく人の多さに衝撃を受けました。早朝から場所取りをする人がたくさん現れ始め、開始時刻には、メイン通りはほぼ身動きが取れないほどの人混み。もみくちゃになりながら写真を撮りました。
アイリッシュミュージックを奏でるバンドや、アイリッシュ文化にまつわるさまざまなパフォーマーが次々と登場し、観衆の目を楽しませてくれます。現代のキャラクターをフィーチャーしたパフォーマンスなどもあり、その幅の広さも魅力でした。
日本でも各地でセントパトリックスデー関連のイベントが行われているようなので、チャンスがある人は、ぜひ足を運んでみることをおすすめします。
<プロフィル>
ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越しをして、現在は試験勉強に勤(いそ)しんでいる。