綾野剛：CMで33年前の岡本太郎とコラボ　スーツ姿で全身びしょぬれに

　俳優の綾野剛さんが出演する転職サービス「DODA（デューダ）」の新CM「DODA　岡本太郎×綾野剛　やりたい仕事篇」の放送が26日、全国でスタートした。CMでは、芸術家の岡本太郎が1982年に行った講演での肉声を使い、雨に打たれたスーツ姿の綾野さんが、未来に悩むビジネスパーソンの姿を熱演する。

　同CMは昨年放送されたCM「チャップリン×綾野剛篇」「キング牧師×綾野剛篇」に続くシリーズ第2弾。歴史的な著名人の言葉と、綾野さんの演技を通じ、ビジネスパーソンへエールを送るという内容で、第1弾は「第52回ギャラクシー賞」のCM部門で優秀賞を受賞した。

　CMは、綾野さんが日常で悩む中、岡本さんの「安全にやること、人の目を気にして無難に生きていくことが、今の人生をむなしくしている」などの声をきっかけに、自分と向き合い、雨に打たれながらも未来へ目を向ける姿が描かれる。使用されている岡本太郎の言葉は、82年7月4日に沖縄県那覇市の労働福祉会館で行われた講演「芸術と人生」の中で話されたものを用いている。

　撮影の際、綾野さんは「今年もいい作品にしましょう！」と言いながら現場に登場し、スタッフのモチベーションを上げたといい、雨に打たれるシーンの撮影では、全身びしょぬれになりながらも「もう1回試してもいいですか？」と提案し、俳優魂を見せる一幕もあったという。