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女優の上戸彩さんが主演した連続ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)が映画化されることが28日、明らかになった。上戸さんが出産後、映画に主演するのは初めてで、濃密なラブシーンにも挑戦するといい「私の中でも新境地を開けた作品だと思いますし、映画『昼顔』ではもうひと踏ん張りして、皆さんにもう一歩新しい『上戸彩』を見ていただけるように、そしてまわりの方々に代表作として認めていただけるように頑張っていきたい」と意気込みを寄せている。
ドラマは、2014年7~9月に放送され、平日に夫を会社に送り出した後、別の男性と恋に落ちる主婦「平日昼顔妻」を題材にした作品で、上戸さん演じるパート主婦・笹本紗和が、斎藤工さん演じる北野裕一郎との出会いをきっかけに“昼顔妻”へ身を落とし、葛藤し、苦悩する姿などを通して、恋愛や夫婦関係、家族の絆を描いた。平均視聴率は、初回13.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ・以下同)でスタートしたが、一度、数字を落としつつも、第8話で15.6%、第10話で最高の16.7%を記録するなど、話題となった。
映画は、ドラマの物語の3年後を描き、夫と離婚し、とある海辺の町で1人で暮らす紗和(上戸さん)は、その町に偶然、北野(斎藤さん)が講演に訪れるのを知り、思いを抑えられずに会場に向かい、北野と再会する……という展開。ドラマ版と同じく、監督は西谷弘さん、脚本は井上由美子さんが務め、北野の妻役の伊藤歩さんも出演する。紗和がアルバイトするレストランのオーナー役として平山浩行さんが加わる。
上戸さんは「ドラマの頃は多くの方々が見てくださって反響が大きくて、それとともにとてもやりがいを感じていました」と話し、「2年たって、改めて映画化することが本当にありがたいと思っています」とコメント。さらに映画について「いち視聴者として、さらに紗和の気持ちでも(台本を)読んだのですが、読み終わって台本を閉じた後にすごく胸が苦しくなって、涙が出てきちゃいました」といい、「今は感情移入しながらせりふを覚えていますが、どのシーンでも泣きそうになっています」と語っている。
斎藤さんは「(『昼顔』で)いろんな変化がありました。それぐらい、私にとってはターニングポイントになった大事な作品です」と話し、「映画の台本を読んで、ラストについてはその衝撃をいまだに受け止めきれずにいます。2年前のドラマからこの期間を空けるという意味が、きちんと台本に落とし込まれていたのが素晴らしいと思いました」とコメントしている。
映画は、2017年初夏に公開される予定。