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「ジェンダーレス」という言葉を皆さんはご存じでしたか?
私は先日、テレビで特集された番組で初めて耳にしました。
男性は男性らしく、女性は女性らしくという概念にとらわれずに、自分の好きなアイテムを自由に取り入れるファッショニスタのことをそう呼ぶそうです。
「ジェンダーレス男子」はデニムにスカートを重ねたり、「ジェンダーレス女子」はボーイッシュなコーディネートでハンサムなスタイリングを楽しんだり、ユニセックスとは少し違う中性的なスタイルです。
ここに私がずっと探し続けていた、自分らしさがあるように感じ、深層心理にたどり着いたようなすがすがしい気分になりました。
10代のころに「CoCo(ココ)」という5人組のグループで、フリフリの花柄衣装を着て、振り付けに合わせて歌を歌っていました。今思い出すと、それはもう奇跡的な経験だったのですが、その反動もあったのでしょうか……。
当時も可愛すぎるアイドル衣装の裏で、私服はボディーコンシャスにハイヒールとか、革ジャンにスタッズをつけたパンクファッションとか、アイドルとは正反対の服装をしていました。
きっと、自分の本質を探していたんだと思います。
今ではショートヘアが自分の中での定番になり、一番しっくりきます。ロングヘアだったころより洋服選びもがぜん楽しくなりました。私は身長が低いからショートの方がバランスを取りやすいんだと思います。身長157センチの私のファッションのポイントは、サイズ感、中性的、可愛すぎない、きれいなライン、ちょっとしたハズし、です。
ハズしアイテムで気に入っている一つは、Vetements(ヴェトモン)!の靴。一見シンプルなデザインだけどヒール部分に車の部品の一部が使われていたり、ライターが使われていたり、エッジが利いていて「カッコいいハズし」が演出できます。
例えばフレアースカートにVetementsのブーツを合わせれば、甘辛なハズしで“大人キュート”が完成します。
もう一つは、「ブリオーニ」のメンズシャツとデニムを合わせたハンサムなスタイル。そんな時は、紅いルージュで“セクシー男子”なハズしが楽しめます。
合わせ方次第でジェンダーレスな気分をかなえてくれます。
自分に似合うスタイルを探し続けることは、女性の生涯のテーマであり、幸せです。
これからも、私らしいジェンダーレスな生き方を探し続けていこうと思います。