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22日にスタートするTBS系の日曜劇場「ブラックペアン」で主演を務める人気グループ「嵐」の二宮和也さんが、2日に東京・赤坂で行われた、同局の入社式にサプライズゲストとして登場し、新入社員の前でドラマデビュー秘話を語った。
二宮さんは、1998年に同局で放送されたスペシャルドラマでデビューを果たした。「この会場の対面にある会議室。僕が14歳のときに『COUNT DOWN TV』のリハーサルだと言われて来たんですけど、会議室に着いたら『二宮和也 断髪式会場』って書いてあって。入ったら記者さんたちがいて、用意された真ん中の椅子に座ったら坊主にされて。そこでドラマに出ることを初めて知りました」と思い出を語った。続けて「皆さんが入社したのはそういう会社なんです」と念押しして、新入社員らを笑わせた。
また新入社員から「今までの人生で一番感動した出会いは?」と質問されると「クリント・イーストウッドです」と即答。「みんなが知っている人だけど、みんなが会えない人ですよね。その方にお会いできるチャンスを僕はいただけて、感動しましたね。映画に参加させていただいて、演技指導もしていただいた」と振り返った。
さらに「彼は『僕は毎日現場に宝物を拾いに来ている。その宝物をつなげたら映画になったんだ』って言っていて。それくらい概念の違う人。皆さんもそういう上司に出会えると仕事の考え方も変わってくるだろうし、想像以上の仕事ができるんじゃないかなと思います。働くのは自分一人でするわけじゃないですからね」と貴重な経験談で新入社員を感心させた。
二宮さんが主演する「ブラックペアン」は、「チーム・バチスタの栄光」などで知られる海堂尊さんの小説「新装版 ブラックペアン1988」(講談社文庫)が原作。ある天才外科医が病院・研究室と製薬会社、医療機器メーカー、厚生労働省との癒着問題など、さまざまな闇が渦巻く大学病院に立ち向かう姿を描く。22日から毎週日曜午後9時に放送。