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唐田えりか:「寝ても覚めても」舞台あいさつで涙

 モデルで女優の唐田えりかさんが1日、東京都内で開かれた映画「寝ても覚めても」(濱口竜介監督)の初日舞台あいさつに登場。同作で本格演技デビューを果たした、ヒロイン・朝子役の唐田さんは冒頭のあいさつで「もう本当に大好きな作品が……。ちょっと泣きそう」と目に涙を浮かべつつ、「昨日の夜はクランクインの前日より緊張して、今日を迎えることがうれしくもあり、ちょっと寂しいのですが、皆さんに(映画を)届けることができて幸せです」と喜びを語った。

 映画は、芥川賞作家の柴崎友香さんの同名小説(河出書房新社)が原作。大阪に暮らす21歳の朝子は、不思議な行動を取る青年・麦(ばく、東出昌大さん)と出会って恋に落ちるが、麦は朝子の前からこつ然と姿を消す。2年後、大阪から東京に引っ越した朝子は、麦とそっくりな顔の亮平(東出さん)と出会い、戸惑いながらも亮平に引かれていく……という物語。東出さんは麦と亮平の2役を演じた。

 舞台あいさつには、東出さん、瀬戸康史さん、山下リオさん、伊藤沙莉さん、「黒猫チェルシー」の渡辺大知さん、濱口監督、サプライズゲストで原作者の柴崎さんも出席した。

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