NHKの土曜ドラマ「みかづき」の会見に出席した高橋一生さん(左)と永作博美さん
俳優の高橋一生さんが11日、東京都内で開かれたNHKの土曜ドラマ「みかづき」の会見に、夫婦役で共演した女優の永作博美さんと登場。昭和から平成を舞台にある家族の半世紀を描くドラマで、20歳代から70歳代までを演じた高橋さんは、70歳代の役作りに関して「あまり苦労しなかった」といい、「白髪になったり、スローに動くことを意識してみたり、前傾にしてみたりと“外側のエフェクト”みたいなもので、自分を説得しながらやった感じがします。あまり苦労なくというか、その時代ごとにスムーズにやれました」と自信をのぞかせた。
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ドラマは、森絵都さんの同名小説が原作。昭和から平成に至る日本社会の変遷を背景に、ある塾と家族の半世紀を描く物語。小学校の用務員で、いつしか落ちこぼれの子供たちに勉強を教えるようになった天才的な塾講師・大島吾郎役を高橋さん、吾郎の才能を見抜き、公私ともに手を携えていくカリスマ塾経営者・大島千明役を永作さんが演じる。
高橋さん演じる吾郎の妻・千明としてエネルギッシュな女性を熱演した永作さんは「千明のエネルギーに引っ張られた。千明のエネルギーに達しないといけないので、前半から必死。千明の勢いで生き抜いたというイメージがある」とニッコリ。「目の前に扮装(ふんそう)をした一生さんがいてくださるので、今はこの時代なんだと分かる。(スタッフも)周りの空気をそのように作ってくださっていたので、周りに助けられて、(演じる)時代に飛ばしてもらった気がします」と周囲に感謝しながら、一人の女性の人生を生き抜いたことに充実感を見せていた。会見には、制作統括の陸田元一さんと黒沢淳さん、演出の片岡敬司さんも出席した。
放送はNHK総合で、26日から毎週土曜午後9時。全5回。
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