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歌舞伎俳優の尾上松也さんが、エッセイスト・阿川佐和子さんのトーク番組「サワコの朝」(MBS・TBS系、土曜午前7時半)の8月8日放送回にゲスト出演。幼少期の貴重映像を公開するほか、人生の岐路となった父の死後の苦悩を語る。また放送中の連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系、日曜午後9時)に出演しており、その撮影秘話も明かす。
松也さんは「半沢直樹」のほか、舞台「ロミオ&ジュリエット」や「メタルマクベス」で本格的なミュージカルにも挑戦するなど、幅広く活動している。5歳で初舞台を踏み、名子役として活躍。12歳までに国立劇場特別賞を3度受賞したほか、歌舞伎座賞も受賞した。
番組では、父の襲名披露で急きょ舞台へ上がることになった子供時代の貴重映像を紹介。初めての舞台で松也さんを襲ったハプニングも明らかになる。
順風だった歌舞伎俳優人生が、大きな岐路を迎えたのは20歳の頃。後ろ盾だった父・6代目尾上松助さんを亡くした松也さんは、当時のことを「いつでも聞けるとか、そういう安心感があった。いなくなったら突然、何も分からなくなって、どうしようって不安に駆られました」と振り返る。
そんな松也さんを底抜けの明るさで支えた元女優の母・河合盛恵さんからのVTRを交えながら、「もがくしかないという気持ちでいろんなことをとにかくやりました」という苦悩の時代を回想。「30歳になるまでに結果が出なければ全てをやめよう」とリミットを設けて励んだという、知られざる苦労も語る。