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映画「事故物件 恐い間取り」に主演した亀梨和也さん (C)2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
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映画「事故物件 恐い間取り」に主演した亀梨和也さん (C)2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

亀梨和也:自身のイメージ“濁す” 伸ばしっぱなしの髪、あか抜けない雰囲気で「どれだけ自分を消せるか」

 人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さんの主演映画「事故物件 恐い間取り」(中田秀夫監督)が8月28日に公開された。映画は“事故物件住みます芸人”松原タニシさんの実体験を基にした著書「事故物件怪談 恐い間取り」(二見書房)を実写化したホラー作品で、亀梨さんは売れない芸人の山野ヤマメを演じている。芸能界デビューから約22年、アイドルとして第一線で活躍してきた亀梨さんに、今回の役作りのこだわりや、新型コロナウイルス感染拡大によるステイホーム期間中の仕事に対する考え方などについて聞いた。

 ◇「亀梨和也のイメージを”濁したい”」と言われ…

 亀梨さんが演じるヤマメは、漫才コンビで10年近く活動を続けるも日の目を見ず、芸人としてもがき続ける日々を送っている。アイドルとしてステージに立つ亀梨さんからは想像しにくい役どころに加えて、普段とは異なり関西弁にも挑戦した。

 亀梨さんは「関西弁の芸人役を演じる上で、お客さんの頭の中にある“亀梨和也”をどれだけ消せるか、という作業が重要だと感じました」と語る。「これまで周りから『シュッとしている』と言われることが多く、作品に入る前に(製作サイドから)『亀梨君のイメージを濁したい』という話があったので、見た目としては髪の毛を伸ばしっぱなしにしてクシャクシャにしてみたり、あか抜けていない感じを表現した」という。

 また、劇中のコントシーンでは「単にお客さんの冷めたリアクションだけでも『面白くない』雰囲気は成り立ちますが、キャラクターに説得力を持たせるためには振り切ったほうが分かりやすいのかなと」と女装にも挑戦。「その上で、あれもこれもやってみたけどダメか、みたいな会話があると、より空回っているのが伝わると思いました。クランクイン前に監督と話す機会を設けていただいて、そういった自分の考えをいくつか提示させてもらいました」と細やかに役作りした。

 ヤマメを作り上げるための準備はそれだけにとどまらなかった。亀梨さんは「関西出身の芸人の友人に、なじみのある飲み屋に連れて行ってもらって、関西弁で会話をしたり、実際に若手芸人の方が出演する舞台にも足を運びました。疑似体験というか、“亀梨和也”ではなく過ごす時間を作りました」と話すほどの徹底ぶりで、「彼のお陰で撮影前に芸人の世界を知ることができて心強かったです」と感謝する。

 ◇経験できなかった青春 それでも「犠牲ではない」

 亀梨さんは1998年、12歳でジャニーズ事務所に入所した。2006年に「KAT-TUN」としてCDデビューする以前から、ドラマ「3年B組金八先生」第5シリーズ(TBS系、1999~2000年)や「ごくせん」(日本テレビ系、2005年)に出演。さらに、今年4~6月に「特別編」として15年ぶりに再放送され話題となった「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ系、2005年)では主演を務めるなど、10代から活躍してきた。

 ヤマメは芸人として飛躍する“最後のチャンス”として事故物件に住む決意をするが、それは同時に自分の身に何かが降りかかるかもしれないリスクを背負うことにもなる。ある意味、“犠牲”を払ったようにも思えるが、亀梨さんはどのようにとらえたのだろうか。

 亀梨さんは「ヤマメは誰かを笑わせたいという信念を持って芸人を続けている。その思いに基づいた決意なら、犠牲ではないのかもしれません」と切り出した。「僕は12歳からこの仕事をしていて、(高校の)制服を着て過ごした時間は圧倒的に少なかったと思います。いわゆる青春はなかったですね」と思いをはせる。

 「でも、僕は必然としてとらえてきた感覚のほうが大きいし、今もそうです。仕事柄、私生活で不自由なことはありますが、この地位にいたいから、売れたいから犠牲にしたわけではない。あくまでも僕の価値観ですけど、すべてを見せてしまっては仕事が成り立たないと思っているし、“亀梨和也”を心地よく楽しんでもらう環境を整えるのも仕事の一つだと思っています。だから、青春がなかったからといって犠牲だったとは感じていません」と自分自身と役を重ね合わせながら語る。

 ◇仕事への考えはこれまで通り ステイホーム期間は自分にできることを模索

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ステイホーム期間には、仕事に対する考え方などに変化はあったのだろうか。

 亀梨さんは「応援してくださる方や、自分が仕事をさせてもらっていることに対して、正直に言うとそこまで“改めて考え直す”ということはなかったです。こうなる以前から、ライブができるのは当たり前じゃないとずっと感じていたし、テレビなど他の仕事も同じです。ただ、物理的にいろいろなことができなくなってしまった状況で、皆が抱く感覚をきちんと理解しながら、行動に移していかなくてはと思いました」と語る。

 ステイホーム期間中は「この現状で何ができるのか考えることに時間を注いでいました」といい、「ラジオと連動した企画を展開できないか、雑誌の連載では現場で一緒に作業することはできないけれど、連携を取っていつものチームでページを作れないか。『野ブタ。~』の再放送で新しくコメントを出したり、スポーツ情報番組『Going!Sports&News』(日本テレビ系、土・日曜午後11時55分)ではスポーツに打ち込む機会を失った高校生を対象に『高校生全力30秒選手権』も企画させてもらいました」とできる範囲で意欲的な姿勢を見せてきた。

 「もちろんこれまでの素材をうまく使うこともできるし、少し角度を変えて考えてみれば、そうじゃないものも生み出せるのかなと思考を巡らせていました。だから、外出自粛期間といっても、暇だったという感覚はなかったですね」と仕事への情熱を見せていた。

 「こういった状況ですが、しっかりとプラスに変えていきたい。世の中に対して僕なりの立ち方があると思うので、新しさも取り入れつつ、今、あるものの範囲内でできることを模索していきたいです」とエンターテインメントへの熱い思いを語った。

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