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テレビ東京の新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」で主演を務める石原さとみさん
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テレビ東京の新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」で主演を務める石原さとみさん

石原さとみ:コロナ禍で感じた「当たり前の幸せ」 新春ドラマ「人生最高の贈りもの」への思い

 女優の石原さとみさんが主演を務めるテレビ東京の新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」が1月4日に放送される。余命宣告を受けた一人の女性と彼女を取り巻く家族の絆を描いたヒューマンドラマで、石原さんは自分の運命を受け止め、明るく前向きに進もうとする主人公・田渕ゆり子を演じる。石原さんに、ドラマへの思いや向井理さんら共演者との撮影エピソードなどを聞いた。

 ◇台本を読み「一瞬にして想像力がかきたてられた」

 ドラマはNHK連続テレビ小説「ひよっこ」などの岡田惠和(よしかず)さんによるオリジナル脚本。もともと岡田作品のファンで、いつか出演したいと思っていたという石原さんは、台本を読み「最初のト書きから、吸い込まれるように一瞬にして想像力がかきたてられた」という。「せりふとせりふの間の『……』がとても多い作品。その行間を想像させる、考えさせてくれる脚本になっていて、すごくワクワクしながら最後まで読ませていただきました」と当時の心境を語る。

 主人公のゆり子は、余命がわずかであることを知りつつ、明るく前向きに生きようとする女性だ。そんなゆり子を、石原さんは「無理をすることなく」演じることができたという。「こういう家に住んでいるとか、ト書きの部分がその人物を表してくれていました。想像力で、話さなくても思っていたら(役が)成立する。全然無理な表情も、『よっこいしょ』(と頑張ったり)もせずにできた、という印象でした」と振り返る。

 ゆり子の父親・亮介を演じる寺尾聰さんについて「すごく愛してくれました」とうれしそうに語る石原さん。「温かいんですよね、優しくて。とても心が大きくて、娘を思いやる父のように愛を与えてくださった。本当に、この作品で寺尾さんに出会えてよかったな、と思います。大いなる味方というか、包んでくれる愛を持ってくださる方が増えて、なんて心強いんだろうと思いました」と共演の喜びを語る。

 夫役の向井理さんに対しても「面白くて、紳士で、ナチュラルで、気さくで、自然体な人」と印象を明かし、「黙っているときも心地よく、全然無理をせずに話せる方だと思いました。気を使わない配慮をしてくださって、ありがたいな、と。すごくいい空気を作ってくださった」と撮影を振り返る。その“いい空気”は2人の共演シーンに反映されているようで、「居心地がよく、演じているのを忘れているぐらいの感覚でいましたね」とほほ笑む。

 ◇“当たり前”が尊くていとおしい

 運命を受け入れ、前向きに生きる女性を演じた石原さん。自身がもし同じ境遇になったとしたら? 「もっとがむしゃらに、命にしがみつくかな。『生きたい』という気持ちが強いので」と想像を巡らし、「家族を筆頭に、一緒に病気と戦ってくれる仲間たちが周りにいるので、一緒に病魔と闘って、その中で幸せというものを感じられる時間を作っていくのかな、と思います」と語る。

 ドラマで注目すべき部分は、キャストの“表情”だという。「(父と娘が)それぞれ抱えているものはあるけれど、言葉に出さず、ただ一緒にご飯を食べて、一緒に時間を過ごして、一緒に原稿を読んで、一緒に散歩をする。そういう当たり前のことが、ただ生活をすることが、どれほど尊くていとおしいのかが伝わる作品だと思いました」と思いを語る。

 劇中では、日常の“当たり前”の光景として、ゆり子が父と一緒に料理するシーンも登場するが、石原さん自身、ドラマの撮影に入る前に、人生で初めて朝食を作る経験をしていたという。「自分で自分のおなかも心も豊かにしていくことの大切さが分かってから、この作品に挑んだんです。(その感覚を)共有するって、これだけ幸せなことなんだな、と思いました」と撮影を通して改めて実感した生きることの”幸せ”を語る。

 コロナ禍の現在は、そんな“当たり前”が幸せと感じられるという石原さん。「“当たり前”が変わった世の中で、ご飯を食べて、散歩をして、会って目を合わせ、毎日同じ作業をする。それってどれだけありがたいことなんだろう、どれだけ幸せを感じられるんだろうと、この(コロナ禍の)世界になったときに思ったんです」と実感を込め、「温かい愛があふれた時間に作り上げた作品。ぜひ表情や空気感を楽しんで見てもらえたらと思います」と見どころを語った。

 「人生最高の贈りもの」は、余命宣告を受けた一人の女性と彼女を取り巻く家族の絆を描いたヒューマンドラマ。元大学講師で翻訳家の笹井亮介(寺尾さん)は、妻に先立たれ、東京都豊島区で一人暮らしをしていた。ある日、長野県の安曇野で夫・田渕繁行(向井さん)と暮らしていた一人娘・ゆり子(石原さん)が帰ってくる。突然の帰省に驚く亮介に、ゆり子は理由を一切語ろうとしないまま、父と娘の2人暮らしは緊張しつつも温かく穏やかに過ぎていく。だが、娘の人生に残された時間はわずかだった……というストーリー。演出は「池中玄太」シリーズなどを手がけ、60年以上のキャリアを誇る石橋冠監督が担当する。1月4日午後8時に放送。

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