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映画「ファーザー」の公開記念特別イベントに出席した高橋真麻さん
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映画「ファーザー」の公開記念特別イベントに出席した高橋真麻さん

高橋真麻:「ギックリ腰の一歩手前に」 父・高橋英樹の機敏な対応に感謝

 高橋真麻さんが5月12日、東京都内で行われた映画「ファーザー」(フローリアン・ゼレール監督、14日公開)の公開記念特別イベントに父親で俳優の高橋英樹さんと共に出席した。英樹さんとの親子愛を感じた瞬間を聞かれると、「先日、ギックリ腰の一歩手前になってしまった。そのときに病院の手配をすぐしてくれたり、家事を手伝ってくれたり、娘の保育園のお迎えに一緒に行ってくれたり、機敏な行動がありがたかった。親だからこうやってくれるし、安心して頼める」と感謝した。

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 一方、英樹さんは「親にとっていつまでたっても娘は娘。心配はいつもしますね。とにかく健康でいて、丈夫に育っていてほしい。助け舟を出すのは親の務め」と断言。さらに、親子愛を感じたのは「何よりも孫を作ってくれたこと。孫を私に抱かせてくれるという、これだけでもう十分。うれしくってしょうがない。娘ができたときに父親にさせてくれたという喜びがあった。おじいちゃんにさせてくれた喜びは半端ない」と満面の笑みを浮かべた。

 また、“忘れたくない親子の思い出”を聞かれると、英樹さんは「娘が小さい頃、『パパとママに将来プール付きの家をつくってあげる』と言った。建築の写真なんか見ながら、ハリウッドの俳優さんが住むような、『こんな家をつくってあげるね』と言ってくれた」と述懐。「しばらくして小学校高学年のとき、忘れていると思ったら、真剣な顔をして『パパ、ママ。プール付きの家は無理かもしれない』と言ってきた。ものすごく可愛かった」と明かした。

 真麻さんは「今でも、買ってあげられなかったことを後悔している。今でも申し訳なかったなと思っている。何か一獲千金することがあったら、必ずプール付きのおうちを買う」と宣言。しかし英樹さんは「もう、いいです。そんな広い家は掃除が大変。やめてください」と笑っていた。

 映画は、世界30カ国以上で上演された舞台を実写化。誰にも訪れる人生の夕暮れと揺れる親子の絆を描く。第93回アカデミー賞6部門にノミネートされ、アンソニー・ホプキンスさんが今作の演技を評価され、オスカー史上最高齢となる83歳で、30年ぶり2度目の主演男優賞に輝いている。

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