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世界遺産:南アフリカ・ケープ植物区に広がる絶景 幻の花園と奇岩の秘密に迫る

 女優の杏さんがナレーションを務めるTBSのドキュメンタリー番組「世界遺産」(日曜午後6時)。2月27日は「一斉に開花! 幻の花園と奇岩の秘密」と題し、南アフリカの「ケープ植物区保護地域群」を取り上げる。

 共通する特徴から世界で六つに分けられるという「植物区系」。そのうち最も小さな「ケープ植物区」には、およそ6000種もの固有種が確認されている。日本の生花店でも見かける「キングプロテア」や「極楽鳥花」「ピンクッション」といった珍種の多くが、実は「ケープ植物区」由来のものだという。

 標高1000メートル以上の山地にあり、奇岩が点在する「ケープ植物区」には、13の保護地域があり、それらがすべて世界遺産に登録されている。

 番組では2回に分けてロケを敢行。南半球では春にあたる8月の終わりに短期間だけ現れる広大な花のじゅうたん「ナマクワランド」や、砂岩でできた奇岩地帯を紹介する。

 花と切っても切れない関係にあるのが、花の蜜を吸う代わりに受粉を行う虫たち。花の軸の底で蜜を出す植物と、それを吸うために6センチの長い口先を持つアブ。厳しい自然環境を生き抜くため、共に進化した花と虫を、撮影カメラがとらえた。

 また山火事が頻発する「ケープ植物区」で生き残るため、火の熱を利用する植物も登場。固く閉ざした殻が熱せられて開き、中からタネが飛び出すメカニズムになっているという。

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