世界遺産：太平洋のホットスポット「ハワイ火山国立公園」　いまなお噴火を続ける火山の謎に迫る　

　女優の杏さんがナレーションを務める、TBSのドキュメンタリー番組「世界遺産」（日曜午後6時）。5月22日は「ハワイ火山国立公園　～ハワイ　太平洋のホットスポット～」と題し、太平洋に浮かぶハワイ諸島最大の「ハワイ島」にある、火山国立公園を取り上げる。

　太平洋の海の楽園ハワイ島。その素顔はホットスポットが生んだ火山の島で、5つの火山がある。その最高峰は、標高4207メートルのマウナケア。常夏のハワイにあっても、ここでは雪も降り積もる。

　キラウエアは100年間で50回も噴火したという、地球で一番活発な火山。今も噴火を繰り返している。2018年の噴火では山頂火口とカルデラの形が様変わりを遂げた。割れ目噴火で流れ出た溶岩が海まで流れ、新しい土地を生んだのだ。ハワイ島がホットスポット上にあるため、火山活動が活発に起こる。流れ出た溶岩は世界一長い溶岩洞窟など、不思議な造形を生み出してきた。