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俳優の藤木直人さんが10月5日、早稲田大学の国際文学館(村上春樹ライブラリー、東京都新宿区)で行われたイベントに出席した。オーディオブックなどの配信サービス「Amazon オーディブル」で小説家、村上春樹さんの作品がオーディオブック化されており、藤木さんは配信中の「ねじまき鳥クロニクル」でナレーターを務めた。藤木さんは「小説を朗読することが初めてなので、『朗読の仕方』というキーワードでインターネットを検索したくらいです(笑い)。登場人物の誰が話しているのか、分かるように心がけました」と振り返った。
オファーがあった時は「朗読には縁がなかったので、驚きましたし、村上春樹作品を朗読することに、プレッシャーもありました。村上作品の世界観は、一体どこに連れて行ってくれるのか分からないので、先入観もなく、作品と向き合うことができました」とコメント。「せっかちなので、上・中・下巻を17日間で収録しました。見開き2ページの1600枚の台本を1日6~7時間かけて、100枚のペースで読んでいきました」と明かした。
また、「村上春樹作品に初めて触れたのは、『1Q84』です。こんな世界があるのかと衝撃を受け、いっきに最後まで読みました。舞台に出演した『海辺のカフカ』は何回読んだか分からないです」と振り返った。同大出身で「卒業するとキャンパスに来ないので、今回ライブラリーを初めて訪れました。村上春樹さんの書斎が再現されており、ここで執筆されているのかと思うと、とても感慨深いです」と語った。
イベントは「Power of Voice 声で体験する村上春樹の世界」と題し、同館と「Amazon オーディブル」が共催。「Amazon オーディブル」では、日本語で初となる、作家の村上春樹さんの10作品のオーディオブック化を進めている。同日配信された「海辺のカフカ」のナレーターは女優の木村佳乃さんが務め、イベントには木村さんも出席した。