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長澤まさみ:4年半ぶり連ドラ主演作が放送直前で「うれしさと緊張」 落ち目の局アナ演じる「エルピス」の見どころ語る

 女優の長澤まさみさんが10月22日、東京都内で行われた、24日にスタートする主演連続ドラマ「エルピスー希望、あるいは災いー」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の制作発表会見に登場した。2018年4月期の「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)以来、今作が約4年半ぶりの連ドラ主演となる長澤さんは、放送を目前に控えて「やっと人の目に届くんだな、と思うだけで、すごくうれしさと緊張が混じって……」と現在の心境を吐露し、「まだ実感は湧かないですけど、きっと楽しんでもらえる作品になっているんじゃないかな」と手ごたえを語った。

 長澤さんが演じる浅川恵那は、大洋テレビのアナウンサー。入社時は抜群の容姿と好感度の高さから「10年に1人の逸材」と持てはやされ、ゴールデンタイムのニュース番組のサブキャスターを務めたが、週刊誌に路上キス写真を撮影されてニュース番組を降板し、現在は深夜の情報番組のコーナーMCを担当しているという役どころだ。

 長澤さんは、自身の役について「演じた浅川恵那という女子は、自分の人生に立ち止まっている人。過去にあった自分の失敗に捉われていて前に進めない人」と説明。続けて「これから浅川がどう変わっていくのか、それ(を見ること)が、楽しんでいただける一つの道だと思います」と見どころを語った。

 さらに、長澤さんは「人生って、いろんなことがあって。自分の気持ちが前に向いている時もあれば、次の瞬間には『やっぱりそうじゃないかも』と引き返したり、思わぬ方向に足が向いてしまうこともたくさんあって、感情と、その時生まれた衝動や意志に背いてしまうこともたくさんある。でも、浅川恵那を演じて『それが人間なんだな』ということを感じました」と演じた実感を明かし、「人間がどう迷いながら歩いていくのか、登場人物たちに自分を重ね合わせながら楽しんでいただきたいなと思っています」と呼び掛けていた。

 ドラマは、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント作品。スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー恵那と、恵那に共鳴した仲間たちが、ある事件の冤罪(えんざい)疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描く。脚本はNHK連続テレビ小説「カーネーション」などの渡辺あやさん、演出は映画「モテキ」「バクマン」などの大根仁さんが手がける。

 会見には眞栄田郷敦さん、鈴木亮平さん、脚本を担当した渡辺さんも出席した。

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