第9回「東宝シンデレラ」オーディションのグランプリに選ばれた白山乃愛さん
女優の沢口靖子さんや長澤まさみさんらを輩出した「東宝シンデレラ」オーディションが6年ぶりに開催され、11月6日、東京都内で行われたグランプリ発表会で、小学4年、白山乃愛(しろやま・のあ)さん(10)がグランプリに選ばれた。白山さんは「思っていないことが起きてすごくびっくりしています」と驚きつつも笑顔を見せ、憧れの人を聞かれると、「長澤まさみさん」と回答。「演技がうまいいし全部です」と“先輩”への憧れを語った。「キラキラしたすてきな女優になりたい」という。
グランプリとして名前を呼ばれた際に、誰に気持ちを伝えたいかという質問には「お母さんやお父さんがいなかったら私は生まれていなかった。産んでくれてありがとう」と両親への感謝を口にするなど“大人”な一面をのぞかせたが、学校で得意なことを聞かれると、「一輪車です。友達と1回校庭1周をしたことがあります」と子供らしいコメントで周囲を和ませていた。
「東宝シンデレラ」オーディションは、1984年に東宝の創立50周年の記念イベントとして開催された。9回目となった今回は、東宝創立90周年プロジェクトとして、2016年以来の開催となった。グランプリに選ばれた白山さんには、賞金300万円とニッポン放送の特別番組のパーソナリティーとしての出演権などが贈られた。
審査員特別賞に大阪府出身の中学1年、西川愛莉(あいり)さん(12)、ミュージカルで活躍が期待される人に贈られるミュージカル賞は大阪府出身の中学3年、山戸穂乃葉(やまと・ほのは)さん(14)が受賞した。
今回は男性部門の「TOHO NEW FACE」オーディションも復活。京都府出身の小学5年、小谷興会(おだに・こうえ)さん(11)がグランプリ、東京都出身の中学1年、高橋佑大朗(ゆうたろう)さん(13)がミュージカル賞に選ばれた。
発表会には、第7回東宝シンデレラに選ばれた上白石萌歌さん、第7回審査員特別賞の上白石萌音さん、第7回ニュージェネレーション賞の浜辺美波さん、第8回東宝シンデレラに選ばれた福本莉子さんがプレゼンターとして登場した。