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玉木宏:林遣都を初監督作の主演に起用 きっかけは大島優子 顔立ちも決め手の一つに

 俳優の玉木宏さんが2月7日、東京都内で開催されたWOWOWの開局30周年記念プロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム3」の完成報告会に出席した。玉木さんは同プロジェクトで初めて監督を務めた。ボクシングを題材にしたショートフィルムで、主演は俳優の林遣都さん。玉木さんは林さんの起用のきっかけが、林さんの妻で女優の大島優子さんだったことを明かした。

 玉木さんは、林さんを起用した理由について「撮影期間が短期間」だったため、「ボクシングを好きでやっている人」を探していたという。

 「たまたま大島優子さんと話す機会があって、『(林さんがボクシングを)今やってるよ』と聞いた。いいことを聞いたと思った」とにっこり。「(林さんは)過去にもボクシングの作品をやっていて、継続してやっているんだったら、初めてやる人よりは準備はそんなにかからずできるだろうと、林君にお願いしたいなと思った。あと今回、特殊な話なので、彼の顔が端正で、ちょっとロボットっぽさもある。そういうところも狙いではありました」と明かした。

 また初めての監督業で「普段は演じる側として撮影現場にいるので、(撮影のために)実際にどれくらいの準備をしているのか、知らなかった部分が多かった。俳優は途中参加のような感じなんだな、と思うくらい前準備が大変だという過程も知ることができた」とコメント。「何もないところから形をつくって、こう感じてほしいと思いを届ける作業は非常に楽しかった」と笑顔を見せた。

 イベントにはショートフィルムの監督をした女優の土屋太鳳さん、俳優の高良健吾さん、中川大志さん、狂言師の野村萬斎さんも出席した。

 プロジェクトでは、俳優5人が製作費や製作日数など同条件で25分以内のショートフィルムを製作し、世界から6000本以上のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」のグランプリを目指す。第1弾は2021年1月に、第2弾の作品は昨年2月にWOWOWで放送された。

 今回は高良さんの監督作「CRANK-クランク-」に中島歩さん、染谷将太さんが出演し、土屋さんの監督作「Prelude~プレリュード~」に有村架純さんが出演した。中川さんの監督作「いつまで」は主演を井之脇海さんが務め、板垣瑞生さん、林裕太さんも出演。萬斎さんの監督作「虎の洞窟」に窪田正孝さんが出演した。2月11日午後8時からWOWOWプライムで放送。WOWOWオンデマンドでも配信される。

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