世界遺産：「北米のパリ」と呼ばれる美しい「ケベック旧市街の歴史地区」　断崖に築かれた古都の魅力に迫る

　俳優の杏さんがナレーションを務めるTBSのドキュメンタリー番組「世界遺産」（日曜午後6時）。4月23日の放送は「ケベック旧市街の歴史地区～北米のパリ　断崖に築かれた都市の秘密～」と題し、カナダの東部にある旧市街を取り上げる。

　セントローレンス川沿いに、17世紀にフランス人が植民地として築いた街「ケベック旧市街の歴史地区」がある。今もフランスの文化が残り「北米のパリ」と呼ばれる美しい旧市街は、崖の上に城塞で囲まれたアッパータウンと川沿いに広がるロウワータウンに分かれている。

　ケベックは川沿いに面し岬があるため、戦略的に重要な場所だった。英仏植民地戦争の舞台となり、崖の上には北米最大級の星形要塞が築かれた。当時最先端といわれた要塞の特徴に迫る。