眞栄田郷敦：父・千葉真一が自分に書き残した「書」が見つかる　先祖から受け継いだものも　「ファミリーヒストリー」出演

　俳優の眞栄田郷敦（まえだ・ごうどん）さんが、6月30日に放送されるドキュメンタリー番組「ファミリーヒストリー」（NHK総合、午後10時）に出演する。父は日本を代表するアクションスターで一昨年亡くなった千葉真一さん。今回の取材で生前、郷敦さんに書き残した「書」が見つかる。番組は「俳優・眞栄田郷敦～飛躍の陰に先祖あり　父千葉真一の遺志とは～」と題して放送。

　見つかった「書」には戦闘機などのテストパイロットだった祖父から受け継いだ「覚悟」が込められていた。祖父は並々ならぬ精神力と身体能力の持ち主だったという。

　母方はお茶屋にゆかりが深い家系。曽祖母は2度も養子に出て苦労の末、芸妓となり、京都に念願のお茶屋を開く。曾祖母を慕った郷敦の母も人気の舞妓（まいこ）となった。華やかな見た目とは違い、性格は“男前”だったという。

　眞栄田さんの母は、1996年に千葉さんと結婚。しかしその後、千葉さんは自ら企画した映画や事業の資金繰りに難航する。仕送りが滞りがちになると、母は京都でパートにあけくれ、必死に子供たちを守ったと知らされる。