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トーク番組「徹子の部屋」に出演した伍代夏子さん=テレビ朝日提供
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トーク番組「徹子の部屋」に出演した伍代夏子さん=テレビ朝日提供

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伍代夏子:「母は『ありがとう』しか言わなかった」 88歳、89歳で他界した両親との別れを語る 「徹子の部屋」で

 演歌歌手の伍代夏子さんが8月19日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。2年前に母が88歳で、昨年に父が89歳で他界。「覚悟はできていた」としながらも、「立て続けに亡くすのはさみしいものです」と心境や別れを語った。

 「看取(みと)れませんでした」と話した伍代さん。母はコロナ禍で入院をして、面会の制限もあったという。

 「あしたから病院に入るという日に会えて、そのときが最期の別れ。たぶん私も、母も、父も、(最期になると)分かっていました。母はあまり話せなかったんですが『ありがとう』と何回も言って。ずっと見つめられました。『また会えるからね』『退院して帰ってきてね』と言いましたけど、母は『ありがとう』しか言わなかったです」と振り返った。

 それから1年後、「追いかけるように」父が亡くなった。父は伍代さんの姉とともに母の介護をしていたといい、「介護疲れもあったと思うんです。母が亡くなってから、父は外に出たがらなくなって、歩けるのに寝たきりになって。父が病院に入院するときも、その日に送り出すことはできたんですが、父に『帰ってくるんだよ』と言っても返事はしなかったです」と話した。

 今年80歳になった夫で歌手の杉良太郎さんと両親の関係を聞かれると「私よりも仲がよかった」とにっこり。「ちょっと私と口論をすると、私の両親に、どっちが悪いと思う?って言いつけに行くんです。そうすると両親は必ず両親の味方をするんです。母に折れなさいって言われて」と懐かしそうにほほ笑んでいた。

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