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壇蜜:「頑張っていたが心がついていかなくて」 2023年の闘病と感謝を語る 「徹子の部屋」で

 タレントの壇蜜さんが、6月2日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。2023年の3~4割を入退院に費やしたほどの闘病を語った。

 母方の祖母と飼い猫をほぼ同じ時期に亡くした。どちらも急死だった。もう少し話したかったという気持ちや一緒にいたかったという気持ちが「宙ぶらりんになっちゃって」。コロナ禍で自由に会いに行くこともできない、治療に時間がかかるなど、「てんてこ舞いでいたんです。だんだん気持ちも落ち込んできてしまって、祖母が亡くなった時は新しく前に進まなきゃ、いつまでもクヨクヨしていられないと思って、頑張ってはいたんですけど、心がついていかなくて」と振り返った。。

 眠れない、食べられない日々が続き、入院してカウンセリングや治療を受けたほうがいいという話にまとまり、入院した。掃除をする人や部屋の整備をする人、看護師など、いろいろな人が、雑談をしたり他愛ないコミュニケーションを取ってくれた。「それに参加したいんですけれど、参加できないというもどかしさ。落ち込んでいるから(参加できない)。楽しい話をしていれば気が紛れると分かってるのに、それをあえてしないで寝込んでばかりという自分がとてもいやでした」

 当時のことを「まさか自分がそうなるとは、と動揺していたら、病院の(看護)師長さんが『誰にでも起こりうることですよ』と言ってくださったのは救いでした」といい、入浴時などにサポートしてもらっていたことを明かした。「夜中の見回りの時も、うなされていたら起こしてくださった。夜中の2時でも3時でもちゃんと寄り添ってくれたので、感謝しています」

 「自分の体の中が標準値に戻ったという自信はあった」が、退院して仕事を始めると、仕事を続けられるのか、連載を頑張っていけるのか、などと自信がなくなってしまった。夫で漫画家の清野とおるさんも支えてくれたが、「どうしてもうまく立ち行かなくて、清野さんやマネジャーの勧めもあって、また入院することになりました。ちょっと大変でした」と話した。

 母親は「ここ(病院)にいる時は、種を蒔いて芽が出ない時期だから、芽が出るまでじっと我慢して待つ。我慢できなかったら手紙を書いたり電話をしたりしていいからね」と言ってくれた。父はショックを受け、女性の病室においそれと行っていいのかと迷っていたようだったという。「父は電話のみでした。(退院して)帰ってきて、今はしょっちゅう会っています。実家の庭のチンチョウゲが咲いたので見にきなよ、みたいな」

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