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歌手の森口博子さんが、12月4日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。デビュー40周年を迎えた今年5月に足首を骨折したいきさつなどを語った。
ライブに登場して30秒ほどたった頃、わずかの段差があることを忘れて、足首をくじいてしまった。ライブ会場は初めての場所だったが、「バンマスが『階段があるから気をつけてね』と登場前に言ってくれていたにもかかわらずやってしまいました」という。「グリッとやっちゃった時にちょっと嫌な感じがして、これはと思ったら、10秒後くらいに足がブワーッと腫れてきました」「立てなくて、そのまま病院に運ばれていった」と振り返った。
靱帯(じんたい)などが伸びきって骨が剥がれてしまう剥離(はくり)骨折だった。「全体重がかかってしまって。地球が乗っかったくらいの(重さ)」。2日連続のライブの初日で、自身の不在をゲストやバンドのメンバーが補ってくれた。2日目は歌いたいと希望したが、医者から安静を言い渡されたため翌日のライブはキャンセル。その数日後に予定されていた台湾公演も全部キャンセルになった。「デビューして初めての大けがでした」
1カ月ほど車いすと松葉杖で過ごした。家族や事務所のスタッフをはじめ、レコード会社のスタッフ、ヘアメイク、スタイリストら大勢の献身的なサポートの末、ステージに立った。「ステージに立っても、座って熱唱していました」。レギュラーの歌番組でもずっと座って歌った。さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)では3万人以上のお客さんの前で、アップテンポの激しい曲を座ったまま上半身だけで「ヘイ!ヘイ!」と歌っていただけに、「やっと立って歌えた時には、皆様のお力あってこそ、1人では何でもできないと実感しました」といい、「皆さんのサポートが骨身に染みました」と話した。
母親は89歳。魚市場で働いて、女手ひとつで娘4人を育てた。「その背中がいとおしくて貴い」。「私が忙しい時はお弁当を作って持たせてくれたり、作らんでいいよって言っても、すでに作ってある」
ちょっとやる気がないとホルモンのせいにして、部屋の片付けや断捨離などを先送りにしていた。「年齢を言い訳に」しないのが最近の目標と語った。