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MANAO先生にお話を伺ったあとは、トレーニングウエアに着替えていよいよレッスン開始です。まずは普通のヨガと同じように、あぐらをかいて、両手を太ももの上に置いて背中を伸ばし、目を閉じて、鼻から息を吸って、おなかをへこませながら息をはいてを繰り返します(写真1)。息をはきながら首を左右に倒して伸ばし、ゆっくり回して首のストレッチをしたら、目を開けて、エアリアルヨガのハンモックとご対面です。
◇布を信じて体を預ける!
布への入り方は先生が全部指導してくれるので、先生のいう通りに手や足を布にかけて体を伸ばしていきます。ポーズを作ったら、鼻から吸って、鼻からはく呼吸をゆっくり繰り返します。では順番にご紹介していきますね。
1.体側を伸ばす(写真2)
ハンモックの近くに座り、片手をハンモックにかけたら片手を床に下ろし、体を倒します。まずこの動きだけで、あまりの気持ちよさにビックリです。
2.背中を伸ばす(写真3)
布を広げたら、端と端を持って背中を伸ばして胸を閉じ、息を吸いながら胸を広げます。次はハンモックを束ねて、両手を通し、背中を伸ばします。
3.足のストレッチ(ビパリタカラニ)(写真4)
先生に、「今度はハンモックに足をかけます」といわれ、そんな簡単にかかるものかと思いましたが、なんとかできました。先生のキレイなポーズには及びませんが、誰かに引っ張ってもらっている感じで本当に気持ちよかったです。このポーズはむくみの解消にもなるそうです。
4.体をひねる(写真5)
「では、布にかけた足を床におろしていきます」と先生にいわれ、足を床? と一瞬どういう動きか迷いましたが、このポーズは、ものすごく気持ちよく体の脇が伸びるものでした。自分でもハッキリ分かるくらい左右の伸びが違うのにも驚きです。
5.脇から体側をのばす(牛の顔のポーズ)(写真6)
今度は布に二の腕を入れ、手を頭の後ろに持ってきてひじを張り、息を大きく吸ったら、はきながらお尻を落とし、肩を開くと……普段全然伸ばしていないような部分がぐーっと伸びます。手でふくらはぎを押すと、さらにギューッと伸びて、「うわー、気持ちいーい!」としかいえません!
6.ももの前側のストレッチ(写真7)
布の前側で四つんばいになって、手首と肩、ひざとお尻が同ラインになるようにセットして背中をまっすぐにし、息を大きく吸って、はいて、ももの前側をストレッチします。これも伸びがすごかったです。思わず「おお~」と声が漏れてしまいました。
7.肩甲骨のストレッチ(リバースナマステ)(写真8、9)
ちょっと休憩したら、次は立って布に後ろから両手を入れ、そのまま前に歩いて、ひじとひじを近づけて胸を広げます。ゆっくりと呼吸したら、ハンモックから離れて、手を後ろで合掌。するとビックリです。「これは効果が表れやすいポーズで、布を補助として使えることが分かりやすくなってきます」と先生もいってましたが、これだけでずいぶん柔らかくなって、前より高い位置で合掌できるようになりました。
8.空気椅子~ボディーのひきしめ(海藻)(写真10)
今度は肩甲骨の下にハンモックかけてぶら下がる感じの空気椅子のポーズです。そのまま前に歩いて骨盤を落としていくんですが、「なんだこれ!?」っていうぐらい気持ちよかったです。
そこからゆっくりと上半身を戻して、軽くハンモックを持って後ろに下がったら、足を前に出して、頭の後ろで手と組んでひじを張り、胸を広げて右と左にギューッと伸ばす。先生によると、「ボディーラインが引き締まるポーズ」ということですが、まるで空中で揺れているような初めての体験でした!
9.ヨガのサイドプランク(写真11)
次はハンモックの間に体を通し、たすきのようにかけたら体を斜めに移動させます。ヨガでいう「サイドプランク」のポーズということで、おなかとももが鍛えられるそうです。そのまま息を吸いながら体を反らせたら、背中を丸めて外側の足を胸の前で抱えて、足の付け根部分に持っていって全体のバランスを取る。この状態のままバランスを取るのは難しかったんですが、体幹が鍛えられるのがよく分かりました。ちゃんとポーズが取れると、体の中心がピクピクする感じになるんですよ。
10.ツイストのポーズ(マリーチャーサナ3)(写真12)
次は、先生からいただいた名刺にもプリントしてあったポーズです。まず空気椅子の状態になって、右足を外側から右のハンモックにかけて、その状態のまま左足を伸ばして手を離します。最初に足をかけるときは、「せーの!」という感じでしたが、ポーズを作ると、いろんな部分が気持ちよく伸びてきます。それでツイストすると、もう「おおー!」という感じです。
先生によると、「消化の働きがよくなったり、腰痛も緩和される」そうです。
11.もものストレッチ(アップドッグ)(写真13)
もう一度空気椅子の状態で座り、まずは片足をうしろに伸ばして左右に揺らし、両足を一緒に後ろ伸ばして動きを止めると、もものあたりがグーッと伸びてきます。
12.背中を伸ばす(パピードッグ)(写真14)
布に両手を入れたら外側から手と手を合わせ、前に背中を伸ばします。写真で見ると何気ないポーズに見えますが、これもすごく気持ちがいいです!
13.ダウンドッグ(写真15)
今度はヨガでいうダウンドッグのポーズです。足の付け根に布を当てて、つま先立ちになって手を真横にします。ここでも基本の呼吸は、鼻から吸って、鼻からはいて。
14.バッタのポーズ(写真16)
すると先生がいきなり、「今度はそこから左手を顔の近くにもっていきましょう」といいます。「ひじを伸ばして床を押し、上半身を右の方にもっていって、斜め上の方を見ていきましょう」。先生のいう通りに体をあげると……自分が飛んでるみたいで気持ちよくて、すごく楽しい! これがいわゆるバッタのポーズです。
15.逆立ちのポーズ(写真17)
ついに大人になってから初の逆立ちです。まずはハンモックの端と端を合わせて軽く振って、手繰り寄せてブランコに乗るようにしたら、布の下の方を持ちながら背中を倒し、足を広げて布にかけて逆さになります。その感想は……もう「すごーい!」のひと言です。味わったことのない感覚で、内臓が動いてるのが分かりました。ホントに超気持ちよくて、これは絶対におすすめです!
16.体の前面を伸ばす(ハーフウィール/ウルドバ・ダニュラーサナ)(写真18)
布にくるまりながら少し休憩したら、今度は体の前面を伸ばしていきます。そこからひざを曲げて足首をつかんで……。このポーズも「ははは~」と言っちゃったくらい気持ちよかったです。その後はもう一度逆立ちのポーズをやって、今度は手のひらを床について腰をツイスト。クセになるくらい気持ちがいいです!
17.戦士のポーズ2(写真19)
次はヨガでやる戦士のポーズ2です。片方の足を入れたら、足の位置をなるべく直角にキープして、しっかりヒザを伸ばしていきます。これもちょっとグラグラしやすいですが、この感覚でバランスが取れていれば、床でやるときにやりやすくなるそうで、体幹を感じながらしっかりポーズを作りました。
18.バッタのポーズ2(写真20)
「今度はハンモックの端を持って、人が入れるくらいの大きさにして、膝から入れていって体を間から出していきましょう」
先生にいわれるままに布に体を預けると……先ほどのバッタのポーズと同じ気持ちのいい体勢で、見ていたスタッフから「スーパーマンみたい(笑い)」と声を掛けられました。
19.背中を伸ばす(写真21)
そのままゆっくりと横向きになって、ハンモックを片手で持って背中を伸ばしていきます。布の中でゴソゴソ動くのですが、それだけでも結構体幹が鍛えられそうです。
20.ももの前を伸ばす(ピジョンのポーズ)(写真22)
次は片方のかかとを入れて、すこし頭を下にして、ももの前を伸ばします。これはすごい伸びますよ。ものすごく気持ちいいです。
21.エンディング(写真23)
そして最後はお尻で布を伸ばして、布の中で体を右、左と倒し、ひざを曲げてすっぽり包まれるようになったら、胸の前で合掌。この時はまるで外の世界をシャットアウトしているような感じで、すごく心地よさがありました。
それからハンモックの中で足を開き、そろえて、あおむけの状態になったら真横を向いて体を伸ばし、息を吸って、はいて、背中を反らせて……とやっていたら、スタッフから「誰だか分からないですよ(笑い)」と。でも自分では、布の中で体を動かしながら、光が透けて見える布もすごくキレイで、まるで天国にいるような気分でした。
そのまま少し休憩したら、ゆっくり手足の指先を動かして、ゆっくりとハンモックから出ました。もう出たくないくらい本当に気持ちのいい体験でした。
終わってから先生と少しお話ししたのですが、今回は、初心者向けのポーズだけでなく、ちょっと難しいものも取り入れてくださったそうです。どの動きも、無理なく体を伸ばすことができて、体も頭もすっきりしました。布に包まれてる感じもすごく気持ちがいいので、忙しくて精神的に疲れたときにもピッタリですね。自分は体が硬いと思い込んでいても、「意外と柔らかかった」と思い直して帰っていく方もいらっしゃるそうで、私からもお勧めです!
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心も体もキレイになって、毎日キラキラしましょう! できることは今からスタートですよ!