特別ドラマ「太陽を愛したひと～1964 あの日のパラリンピック～」の会見に出席した向井理さん

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向井理：64年の東京パラリンピックを成功に導いた整形外科医役に「泣くのをこらえたシーンも」

2018年07月23日　15:50

　俳優の向井理さんが23日、東京都内で行われた特別ドラマ「太陽を愛したひと～1964 あの日のパラリンピック～」（NHK総合）の会見に出席。1964年の東京パラリンピックを成功に導いた整形外科医・中村裕（なかむら・ゆたか）の姿を描くドラマで、中村を演じた向井さんは「実在の人を演じるプレッシャーは大きいものでした。64年ということで記憶がある方もいますし、実際の中村先生にお会いしていた方もいます。中村先生が生きた時代と信念というエッセンスを表現できるかを考えて撮影しました」と振り返った。

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　ドラマは、三枝義浩さんの「太陽の仲間たちよ」が原案で、64年の東京パラリンピックを成功に導き、その後は、障害者自立のための施設を設立するなど、障害者の社会復帰に一生をささげた中村裕の波乱の人生を描く物語。志尊淳さんが、中村から車いすバスケを勧められる土山アキラを演じる。中村の妻の廣子を上戸彩さんが演じる。

　向井さんは撮影について「車いすの方などをサポートすることが多かったのですが、車いすに乗った状態から転び方などを練習したり、思っていたのと違った」と苦笑い。役作りの一環で「プールに入ってみないと分からないと思い、急きょ、水着を借りて入りました。現場で出たアイデアに対応したり、アクシデントはありましたが撮影は面白かった」とほほ笑んだ。台本のせりふに感動を受けたという向井さんは「中村先生の言葉は人を感動させるために言っているわけではなく、心の底から出てくる言葉が人を動かしているように感じました。泣くのをこらえて撮影したシーンもあった」と明かしていた。 　 　会見には志尊さん、制作統括の島田雄介さん、演出の佐々木章光さんも出席した。8月22日午後10時から放送。

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