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岡田准一:「白い巨塔」主演で医師役初挑戦 「財前五郎を味わい尽くそうと…」

 人気グループ「V6」の岡田准一さんが、山崎豊子さんの不朽の名作をドラマ化した「白い巨塔」(テレビ朝日系)で主演を務めることが18日、明らかになった。岡田さんは主人公の財前五郎を演じ、医師役に初挑戦する。岡田さんが同局のドラマで主演を務めるのは、2001年に放送された特別ドラマ「反乱のボヤージュ」以来、約18年ぶり。同局の開局60周年を記念して制作され、19年に“超大型ドラマスペシャル”として5夜連続で放送される。

 「白い巨塔」は山崎さんが1965年に発表した長編小説(新潮社)。ドラマの監督は、映画「後妻業の女」「のみとり侍」などの鶴橋康夫さん、脚本は映画「フラガール」、NHK連続テレビ小説「マッサン」などの羽原大介さんが務める。物語の設定を2019年に置き換え、現代の最新医療ならではの、今までにない新たな世界を醸成していくという。

 ◇財前五郎役の岡田准一さんのコメント

 山崎豊子さんの作品というのはどれも人間模様が深く描かれたものばかりですし、中でも「白い巨塔」は誰もが知る名作。人間の欲望や思惑、生き様がドラマチックに表現されています。

 財前五郎という人物は現代にはなかなかいないキャラクター。何かにおもんぱかっていないと生きづらい世の中にあって、財前は絶対の自信と揺るがない信念を持ち続け、野心を抱きながらギラギラとエネルギッシュに生きています。医師として、この“白い巨塔”を登っていこうとあがき、もがく男なのだと思います。「やるからには財前五郎を味わい尽くそう」という気持ちで、監督を信じてついていきたいです。

 撮影は始まったばかりですが、現場はとても楽しいです。難しいシーンばかりでどのシーンも気が抜けないのですが、ほかの出演者の方々もどんな芝居をするのか模索されたり、楽しみながら撮影に臨んでいらっしゃるのを感じています。

 また、今回“医師役”にも初めて挑戦していますが、今作は設定を現代に置き換えているので、医療技術なども現代風にアレンジされています。医学の進歩に伴って、今の時代だからこそできる「白い巨塔」になっていると思いますので、そういった部分にもご期待ください。

 「白い巨塔」という作品を制作することも、僕が財前五郎という人物を演じることも、“今やること”に何らかの意味や意義があると思います。それを探し、見つけながら、監督はじめ、みんなでエネルギーをぶつけて「白い巨塔」と闘っていますので、ぜひ出来上がりを期待してお待ち下さい!

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