クラシル：1日60の料理生み出す「レシピ開発集団」　料理レシピ動画の裏側が明らかに　「カンブリア宮殿」で

　料理レシピ動画サービス「クラシル」を運営する「dely」の堀江裕介社長が、3月11日放送の経済情報番組「カンブリア宮殿」（テレビ東京系、木曜午後10時）に出演する。レシピ動画制作の裏側や、弱冠28歳の堀江社長のこれまでの道のりなどが明らかになる。

　「クラシル」は4万件ものレシピ動画を掲載する料理レシピ動画サービス。開始から5年でアプリは2800万ダウンロードを突破した。動画はすべて1分でまとめられており、「疲れた日でも10分で作れる」「糖質10グラム以下」などテーマごとのレシピも充実している。

　番組では「クラシル」のサービスの裏側を紹介。膨大なレシピ動画は、一般からの投稿ではなく、全てクラシルのプロの料理人が開発したオリジナルレシピで作られている。管理栄養士もチェックする体制で、クラシルのキッチンスタジオでは毎日60ものレシピ動画を撮影しているという。

　また堀江さんは、起業するきっかけを、高校3年の時、国立大学受験の前日に起きた東日本大震災だと明かす。ボランティアに参加するも、壊滅的被害を前に自分の無力さを痛感。しかしソフトバンクの孫正義さんが義援金として100億円を寄付したというニュースを目にし、「経営者ってこんなことができるんだ！」と心を動かされ起業を決意した。大学在学中の2014年、delyを創業してデリバリー事業などを手がけるも、あえなく撤退。そんな中で諦めず、新たなビジネスを模索した堀江さんの戦いも取り上げる。

　「カンブリア宮殿」は起業した経営者らに密着する番組。MCは作家の村上龍さん、女優の小池栄子さんが務めている。