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俳優の田辺誠一さんが、テレビ東京の番組「新美の巨人たち」(土曜午後10時)の4月17日放送回に出演する。同日の放送では「朝倉彫塑(ちょうそ)館」を取り上げ、田辺さんはアートトラベラーとして登場する。公開されている予告動画では、同館を“不思議な館”として紹介。中に入った田辺さんが「こうなってましたか……」と思わずつぶやく様子などが映し出される。
同日の放送は、4週連続で放送する「東京アートウォーク」第3弾。「朝倉彫塑館」は江戸~昭和の歴史を感じさせる建物が多く残る下町、台東区・谷根千エリアに残っている建物。日本の近代彫刻界をけん引した巨匠・朝倉文夫が自ら設計し、「朝倉彫塑館」と命名したアトリエ兼邸宅で、「彫塑(ちょうそ)」とは彫刻と塑像を組み合わせた、明治時代に生まれた言葉だ。
今は美術館として運営され、誰でも作品が鑑賞できる場となっている同館は、一見すると洋風建築の建物だが、敷地の反対側に回ってみるともうひとつの顔が。伝統的な数寄屋造りの玄関が姿を現す。昭和10年に完成した同館は、洋風の鉄筋コンクリート造と和風の木造が、一つの建物として完全に融合。高級旅館のような庭園に加えて、内観は趣向を凝らした意匠、欧州の美術館のように広々としたアトリエなど、外観からは想像もつかない、贅(ぜい)を尽くした空間が広がっている。田辺さんは、朝倉文夫はどんな彫刻家なのかをひも解くと共に、“なんでも尽くし”の謎の建築の正体に迫る。