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9月19日放送のドキュメンタリー番組「世界遺産」の一場面=TBS提供
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9月19日放送のドキュメンタリー番組「世界遺産」の一場面=TBS提供

世界遺産:青く澄んだ氷上の湖、登山家を苦しめた“魔の山”も スイス・アルプスを山岳鉄道で旅する

 女優の杏さんがナレーションを務める、TBSのドキュメンタリー番組「世界遺産」(日曜午後6時)。9月19日は「山岳鉄道で行く スイス・アルプス」と題し、世界自然遺産に登録されているスイス・アルプスのユングフラウ山地を中心としたエリアを取り上げる。緑の里山から白銀の世界まで、山岳鉄道に乗って旅する。

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 ユングフラウ山地の最高峰「ユングフラウ」の山頂近く、標高3454メートルの天空の地にあるのが、ヨーロッパで最も高い鉄道駅。駅の展望台からは、アルプス最大の氷河を見渡すことができ、登山家でなくとも、誰もがアルプスの大パノラマを楽しむことができる。

 ユングフラウ山地の北には、氷河が大地を削って生まれた深い谷がある。谷にそびえる崖の高さは何と300メートル。そこには、夏にだけ見られる滝の風景が。断崖を雪解け水が一気に流れ落ちるのだが、崖があまりに高いため、水は落下するうちに霧となり散ってしまう。

 アルプス最大の氷河「アレッチ氷河」は、夏には青く澄んだ湖が無数にできる。これは、夏なると強い日差しで氷河の表面がとけ、とけた水が氷河のくぼみにたまるため。氷上の湖の水は、氷河の上を低い場所へと流れていき、最後は氷の裂け目クレバスに流れ落ちていく。

 ユングフラウ山地には、スイス・アルプス屈指の難所がある。それが“魔の山”と恐れられるアイガーの北側の斜面「北壁」。多くの登山家が命を落とした北壁はほぼ垂直の断崖絶壁。この絶壁が生まれた秘密は、アルプスの成り立ちにある。

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