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世界遺産:「巨人が作った」伝説も 巨大な石柱が8キロ続く驚異の光景 英コーズウェイ海岸を紹介

 女優の杏さんがナレーションを務める、TBSのドキュメンタリー番組「世界遺産」(日曜午後6時)。11月21日は「ジャイアンツ・コーズウェイとその海岸~驚異の石柱海岸 北アイルランド~」と題し、イギリス・北アイルランドの北端に位置するコーズウェイ海岸を取り上げる。

 コーズウェイ海岸には、自然が作った巨大な石柱が8キロにわたって続き、柱の数は見えているだけで4万本といわれる。その驚異の光景は「巨人が対岸に渡るために作った石の道」という伝説を生んだが、実は6000万年前に起こった超巨大噴火で噴出したマグマによりできたもの。石柱は、溶岩がゆっくり冷えることでできる「柱状節理」で、対岸のスコットランドには「柱状節理」でできたスタファ島もある。

 また、コーズウェイ海岸の断崖には、一際目をひく赤い層がある。火山活動が休止している時期に玄武岩が風化した土の層で、溶岩に含まれる鉄分が酸化し赤くなった。当時の暖かく湿った環境下で風化が進み、その後、火山活動が再開。その上に溶岩が流れ石の柱ができたという。

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