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現在41歳、3歳の息子を育てる母でもある女優で歌手の新妻聖子さんが、その時期に注目しているファッションアイテムを紹介する連載「新妻聖子のママ’s クローゼット」。第11回は、重ね着するだけでオシャレになる! 秋冬のレイヤードスタイルを紹介します。
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先日、担当マネジャーのK氏が私を見てポツリ。「なんか今日のファッション良いですね。芸能人ぽいですよ!」
連載第1回でも書いたように、プライベートの私のイケてなさぶりを知るマネジャーさんは、「ファッションの連載とか大丈夫ですか?」と当初から心配してくれていたのです。その彼の、心からのつぶやきでした(笑い)。聞いた時はちょっと噴き出しましたけど、うれしかったです!!!
この連載のおかげでファッションについて考える時間が増え、「オシャレになりたい!オシャレをしたい!」と強く思うようになって、最近は街でも自然とすてきなコーディネートに目が行くようになりました。美容室では「dancyu」(注1)ではなく「VERY」(注2)を手に取るようになったり(笑い)。やはり「思い」って大事。少しずつ少しずつ、お洋服選びのコツみたいなものがわかってきて、今はすごく楽しいです!
ファッション強化期間として最も適しているであろう秋。今年学んだ一つの法則、それは「重ね着をするだけでオシャレになる!」です。セーターやトレーナーの中に着込んで良いのはババシャツだけだと思い込んでいた私が……(笑い)、新しい扉を開けちゃいました。
写真で着ているのは「BEAMS BOY」のグリーンのセーターと、「ユニクロ」のストライプシャツ。単体で着るとなんだかあか抜けなかったのに、合わせたらすごく可愛かった! マネジャーさんに褒められた時のコーディネート(写真3)は「無印良品」のスエットと、「ユニクロ」のコットンロングシャツテールTの重ね着。どちらも単体で着るとシンプルというか手抜きに見えてしまうアイテムだったのに、合わせることで息を吹き返しました。
パーカとタートルを同系色でグラデーションにしてみたり、黒に赤チェックシャツをインしてみたりと(写真4)、実は組み合わせって無限大。今までうまく使ってあげられなかった数々のアイテムたちが、重ね着をすることで輝きを取り戻していくさまに、日々感動しています。
インナーに長めの丈を着込むと体形カバーにもなりますし、何より重ね着はとても暖かい。そして外気温と室温の差が激しい日本の秋冬において、「いつでも一枚脱げる」ファッションというのは非常に便利! 今までは「暖房が暑いなあ」と思ったら化粧室でインナーを脱いだりしていたので(笑い)、パブリックで気軽にレイヤーを調整できるってありがたいですねえ。
暖かくて可愛くて実用的で……良いことづくめの重ね着! 初心者ながら、これからも積極的にコーディネートに取り入れていきたいと思います!
注1:プレジデント社の食の雑誌 注2:光文社の女性ファッション誌
<プロフィル>
にいづま・せいこ 1980年10月8日生まれ、愛知県出身。上智大卒。大学在学中の2002年、「王様のブランチ」(TBS系)でタレント活動を開始し、2003年にミュージカル「レ・ミゼラブル」で女優デビュー。2006年には「夢の翼」でCDデビューを果たす。プライベートでは2017年に結婚し、2018年7月に長男を出産。2022年1月からミュージカル「ボディガード」に出演予定。映画でホイットニー・ヒューストンさんが演じた歌姫役を務める。詳細は新妻さんの公式ツイッターを参照。