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キャリア35年、「今までプライベートを発信することを避けてきた」という女優の横山めぐみさんが、自らペンをとり、私生活をつづる連載「横山めぐみの大人クローゼット」。第8回は、横山さんがクリスマスシーズンに着たい、マニッシュにドレスアップしたファッションを紹介します。
◇きちんとウエストマークされたファッションは美しい
もうすぐクリスマスですね。皆さん、いかがお過ごしですか?
今年のクリスマスのご予定は? 仕事でそれどころでは……という方もいらっしゃるでしょう。
ご自宅でのんびりという方も、ご家族など少人数でパーティーを、という方もいらっしゃるかもしれませんね。お出かけしてディナーをされる方もいらっしゃるでしょう。
以前もお話ししましたが、そんなとき、私は華やかなワンピースや着物でおしゃれすることが多いです。
街中でもフェミニンなファッションに身を包んで、これからデートかな?という女性をよく見かけます。
ちょっとマンネリ気味かなと思い始めたら、あえてマニッシュにドレスアップしてお出かけするのも新鮮かもしれません。
マニッシュとは英語で「男性のような」を意味する言葉。フランス語では「マスキュリン」といいます。
数カ月前、松濤美術館(東京都渋谷区)に「装いの力-異性装の日本史」という美術展を見にいきました。
“男装の麗人”という言葉があるくらい、女性が男性的な服装をする(その逆もしかり)“異性装”は、古くからの歴史があるようです。
美術展を見ていて思ったのは、不思議な色気が匂い立っているということ。
アンバランスな美しさが妖しさにつながり、かえって女性らしさが際立っていました。
私は以前から、中原淳一さんが描く女性像やファッションが大好きなのですが、どこかキリッとボーイッシュな魅力があるように感じます。
最近のファッションの傾向か、緩くて楽なシルエットもいいけれど、きちんとウエストマークされた中原さんの時代のお洋服は、やっぱり美しいなと思ってしまいます。
今回はちょっとマニッシュなドレスアップで、「GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)」のジャケットに「Diagram(ダイアグラム)」のパンツ、ジャケットと同じジョルジオ・アルマーニのお気に入りのシルクのノースリーブ、「Emilio Pucci(エミリオ・プッチ)」のきれいなハイヒールシューズを合わせてみました。
仕事柄、さまざまなタイプの服装を身につけることに慣れていますが、やっぱり気分ががらっと変わって楽しいですね。
◇
今年は、初めて連載を手がけるという、チャレンジングな年になりました。
お付き合いいただいた皆さん、どうもありがとうございました。
新しい年を迎えた来年1月に、またお会いしましょう。
それまでお元気で!
<プロフィル>
よこやま・めぐみ 1969年9月2日生まれ、東京都出身。1987年放送の「北の国から’87初恋」で吉岡秀隆さん演じる純の恋人・れい役で女優デビューを果たした。2002年放送の昼ドラ「真珠夫人」ではヒロイン・瑠璃子を演じ話題に。今年5月にインスタグラムとツイッターのアカウントを開設した。