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長崎県の離島・壱岐は、古事記では日本を形作る5番目に生まれた島とされ、古来より神々とゆかりが深く、たった134キロ平方メートルほどの島に祠(ほこら)も合わせると神社の数は850とも1000とも言われており、神社庁に登録されているだけでも150以上の神社がひしめいている。そんな神々が住まう島と言われる壱岐は、温泉も素晴らしい。1700年以上の歴史をもつとされる湯本(ゆのもと)温泉は壱岐で唯一の温泉地だ。子宝の湯として知られている。
その湯本温泉発祥と伝わる源泉を所有する「平山旅館」は、さまざまな賞を受賞し、著名人たちから絶賛される壱岐随一の老舗名旅館だ。
赤いにごり湯で、成分濃厚な湯を加工することなくかけ流している。保湿力や保温力が高いとされ、切り傷などの改善にも効果が期待できる。また、飲むことで便秘や緊縮性胃炎が緩和されると言われる。
食事は、農作物の無農薬自家栽培と壱岐産の食材へのこだわりが徹底している。ニワトリは無農薬の野菜くずを食べて平飼いでのびのびと育ち、ニホンミツバチを育て、そのハチミツを採取している。梅干しも梅を育てるところから行っている。海産物も旬の新鮮なものばかり。
朝食は朝採れ野菜がたっぷり。夕食に食べきれなかった刺し身は、漬けにして出してくれる。豆腐や納豆も壱岐産のものを。しょうゆやヨーグルトも自家製だ。客が残した食べ物は、ニワトリなど動物たちが食べて、またおいしい玉子や肉となる。無駄なく循環させているのが素晴らしい。
おみやげもバラエティー豊か。壱岐特産の真珠を使ったアクセサリーや自家製の梅干しやハチミツに壱岐のクラフトビールなど。JAL国際線のファーストクラスとビジネスクラスの機内食に3年連続採用された、玄界灘の天然真鯛を使用した鯛茶漬けもおいしい。この鯛茶漬けとセットになった日帰り入浴プラン(要予約)も人気だ。
壱岐は、水をつかさどる龍神を祭った神社が多い。辰(たつ)年の2024年、龍神にまつわる神社が多い壱岐で過ごすのはいかがだろうか。
<プロフィル>
朝香。モデル・美肌温泉家。慶応大卒。温泉ソムリエアンバサダーなど数々の温泉資格を持ち、日本温泉気候物理医学会など多数の学会に所属。美容効果が期待できる温泉やその効能をより引き出す入浴法を広めようと日々活動している。自治体の観光PRの監修・アドバイザーなども務める。