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SixTONES京本大我:「自分と皆さんを信じて届けたい」 主演ミュージカル開幕を前に意気込み

 人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の京本大我さん主演のミュージカル「Once」の上演が9月9日、東京・日生劇場(東京都千代田区)で始まる。8日、囲み取材と公開ゲネプロが行われた。京本さんは、「ギターの練習期間が半年近くあり、共演の皆さんと合流してからも2カ月近く、寝泊まりはしてないんですけど、合宿したぐらいの濃密な時間を過ごしてきた。開き直って、ここまでやってきた自分と皆さんのことを信じて届けたい」と意気込みを語った。

 2007年公開のアイルランド映画「Once ダブリンの街角で」が原作。アイルランドの首都ダブリンで、貧しいストリートミュージシャンのガイ(京本さん)は、父親の店で掃除機修理の仕事をしながら、時間を作っては自作の歌を路上で弾き語りしていた。なかなか評価されず、失恋を機に音楽をやめることを考えていた時、チェコ移民のガール(saraさん)と出会い、ガイが前の恋人に向けて作った曲「Falling Slowly」を共に歌い、音楽によって互いに心を通わせていく……というストーリー。2011年にミュージカル化されて、翌年にはブロードウェーに進出、トニー賞で作品賞を含む8冠を達成した。今回は、日本オリジナル演出で上演される。

 京本さんは劇中で9曲、ギターで演奏する。楽曲の難度の高さに「正直、心が折れかけた時も何度もある」という。「SixTONESのコンサートだと、バンドの皆さんについていただいて歌うってスタイルが多くて、最近だと僕のソロのライブぐらいしか自分で演奏することがなかった。決して人前で演奏するのに慣れているわけじゃないので、緊張感はあるんですけど、音楽監督の皆さんや、今回演奏してくださる皆さんと、結構早い段階から練習する時間を作っていただいた」と振り返った。

 人前で演奏することに慣れるため、メンバーとの仕事の日にギターを持って行ったこともあるという。「『Golden SixTONES』(日本テレビ系、日曜午後9時)っていう番組をやらせてもらってるんですけど、その収録の合間、楽屋で5人が休んでいるところで、僕が急に演奏しだすっていう、いわゆるストリート的なことをやってみる、みたいな。多分うるさくて、めちゃくちゃ迷惑だったと思うんですけど(笑)、5人の前でちょっとルーティン的にやっていましたね」と明かした。

 演出を担当した稲葉賀恵さんは、京本さんについて、「お会いしてから2カ月しかたっていないので、おこがましいんですけど、アーティストとしてかなり面白い人。自分自身とずっと戦っている感じの方だなって思うんです。世界に対してちょっと挑発しているし、もがいている。かなり独特で、刺激的な方だなって思った時に、ガイ役はものすごく適役だなって。けいこをやっていくうちに、こういう人と一緒にものを作るのって本当にワクワクするんですよね。この方とだったら行けるとこまで行けるんだなって信頼感が、不思議と最初からあったような感じがしています」と話した。

 「僕にとって、30代に入ってから一発目のミュージカル」と話す京本さんは、「僕はあくまで作品の中心を担っているだけで、本当に皆さんで作った作品。キャストだけじゃなく、スタッフさんも本当にすてきな方々が集まって最高のものをお届けできると思うので、ぜひ皆さん足を運んでいただいたら、この作品の魅力にどっぷりはまっていただきたいなと思います」と語った。

 日生劇場では9~28日、その後、愛知、大阪、福岡で上演される。囲み取材には、saraさん、斉藤由貴さん、鶴見辰吾さんも出席した。

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