エアリアルヨガのMANAOさん（左）にお話をうかがった三浦理恵子さん

• HOME
• 三浦理恵子の美容ライフ
• 三浦理恵子の美容ライフ：第80回　念願のエアリアルヨガ体験　誰でも逆さになれます！

三浦理恵子の美容ライフ：第80回　念願のエアリアルヨガ体験　誰でも逆さになれます！

2015年10月28日　17:00

　朝晩は涼しくなってきましたが、運動するにはちょうどいい季節ですね。今回、私が体験したのはエアリアルヨガです。ずっと興味があって、いつかやりたいと思っていたのが、念願かなって実現しました。教えていただくMANAO先生のスタジオは東京・広尾の有栖川公園の近くにあり、部屋の中に空の絵が描いてあるステキな場所でした。

いま、推されてます

今週のファッションチェック：吉高由里子がきれいめパンツコーデ　石原さとみは花柄ワンピ　浜辺美波、松本まりか、筒井真理子も　前編

　◇こんなに楽しい運動はない！

　三浦さん：今日はとても楽しみにしてました。まずはエアリアルヨガについて伺いたいのですが、普通のヨガと同じくらいの歴史があるんですか？

　MANAOさん：そうでもなくて、ニューヨークで2006年頃に作られたものなんです。布を使ったサーカス系のパフォーマンスをされていたミッシェル（・ドーティニャック）さんという方が始めたもので、彼女はダンサーでもあり、ヨガのインストラクターもされていた方なので、それを融合できないかということで作られたんです。

　三浦さん：エアリアルヨガって、布につるされて逆さになるポーズがありますよね？　実は逆立ちにはひそかな憧れがあって、ヨガの上級者が頭で逆立ちするポーズを見て、私も誰かに引っ張ってもらってやってみたいなと思っていたんですが、自分では絶対できないと思って。でも、布を使えば似たようなポーズが実現できますよね？

　MANAOさん：そうですね。補助として布を使えるので、割と簡単にできますよ。

　三浦さん：先生は海外で勉強されたんですか。

　MANAOさん：私は日本なんです。東京の自由が丘で教えてらっしゃる方が日本の第一人者で、その方が2013年にニューヨークからミッシェル先生を呼んでくださって、日本で初めてトレーニングが行われたんですが、私はそれに参加して資格を取りました。

　三浦さん：始められたきっかけは？

　MANAOさん：もともとダンスをやっていたんですが、ヨガをやるとダンスにもいいということで、いろいろ見ていたときに雑誌の記事でエアリアルヨガのことを知って、日本で探したら自由が丘に先生がいらして。始めてみたら、体幹が鍛えられて柔軟性も増して、ダンスのパフォーマンスにも効果が出たんです。それに、何ともいえない不思議で楽しい感覚があったので、こんなに楽しく運動できることはないと思って本格的に始めました。

　◇自分ができないところを布がお手伝い

　三浦さん：つるされた布を見たとき、まず布の色が華やかでカワイらしくて、別世界な感じがあってワクワクしました。でも、最初はヘンなところに力が入って、慣れるまでは、きっと大変かなと思いますが。

　MANAOさん：大丈夫ですよ。コツをつかんでしまえば布がいい位置に当たってきて、軽い刺激がマッサージにもなるんです。自分で自分をマッサージできるので、整体に行かなくて自分で直せるようになったという方もいらっしゃいますよ。

　三浦さん：私はホットヨガに何カ月か通っているんですが、首のあたりにすごい力が入ってたり、背中のヘンなところが痛くなったり、脚の裏がつったり……。人間って使われてない部分がたくさんあるんだなと実感します。

　MANAOさん：エアリアルヨガは、自分では伸ばせないところまで布が引っ張ってくれるので、可動域が広がって伸ばしやすくなりますよ。

　◇体が引き締まって背も伸びる！？

　三浦さん：先生はエアリアルヨガを始めてから体調など変化したことはありますか。

　MANAOさん：始めて1年半くらいですが、周りからはやせて顔が締まったっていわれますね。普段使わないところまで動かすので、体重は変わらなくても、ボディーラインが引き締まって筋肉がついてくるんです。背骨も伸びるので、久しぶりに会った人からは「身長伸びた？」って聞かれたりしました。

　三浦さん：すごい。それだけ体が伸びるんですね！

　MANAOさん：割と即効性があるものなので、計ったら1センチ伸びたという方もいたんですよ。肩甲骨の下に布をかけて空気椅子の状態で座るだけでも、骨盤を正しい位置に戻すことで姿勢の改善になるんです。

　三浦さん：聞いてるだけで気持ちよさそうですね！

　MANAOさん：ヨガ全般にいえることですが、イライラすることがなくなったという方もいらっしゃいますね。

　三浦さん：イライラまでなくなるって、なんでだろう？

　MANAOさん：呼吸を深めていって、雑念を取る感じですね。

　三浦さん：エアリアルヨガでは、布に完全にくるまれて揺られているシーンを見たりするんですけど、赤ちゃんの感覚に近いというか、大人になってからは抱っこしてもらうこともないし、自分の力以外の何かで揺れるって心地いいから、それで気持ち的にも安らかになるんでしょうね。

　MANAOさん：そうですね、絶対普段は味わえない感覚だと思います。終わったあと、よく眠れたっていう方も多いですよ。

　◇逆立ちが健康にいい理由は？

　三浦さん：先ほど伺った逆立ちのポーズですが、逆さになることも体にいいっていわれますよね？

　MANAOさん：人間の内臓って、重力で下に落ちていくんですが、それを引き上げることで内臓が活性化して、消化する働きがよくなったり、血流が逆に流れることで温かくなったり、むくみの改善や、フェースラインをすっきりさせて、リフトアップにも効果があるんです。布がお尻にかかってるので、くるっと回して簡単に逆さになれるんですが、首から頭まで真っすぐな位置になるので、肩こりの解消にもつながってきますね。

　三浦さん：それは布を使わないとできませんね。

　MANAOさん：床でやると手で支えなきゃいけないので、どこかに力が入ってしまうんです。でもエアリアルならどこにも力を入れずに逆さになれます。

　三浦さん：何十年もこの状態で生活してるものを逆さにするって……自分の感覚のすべてが変わりそう。

　MANAOさん：なかなか味わえない感覚だと思いますよ。内臓の位置が上がっていくのが分かるっていう方もいらっしゃいますし。

　◇布の中を移動すると腹筋もつく

　三浦さん：初心者はこれぐらいから始めるとか、レベルはあるんですか。

　MANAOさん：普段ヨガをされている方でも、最初は布に乗るだけでも難しかったりするので、まず布に慣れていただくところから始めて、少しずつレベルアップしていく感じですね。

　三浦さん：やっぱり基本は呼吸法ですか？

　MANAOさん：そうですね。呼吸を止めてしまうと体も止まってしまうので、息を続けながら伸ばしてあげると少しずつ体が伸びてきます。最初は重心を真っすぐにするのが難かしいという方もいらっしゃいますが、続けるうちに体幹も鍛えられますし、布の中で体を移動して開脚するだけでも意外と腹筋を使うので、楽しみながら筋力をつけられると思います。

　◇日々運動している人は揺るぎない！

　三浦さん：女性らしい筋肉がつきそうですね。先生は普段の生活の中で美と健康のために心掛けていることはありますか？

　MANAOさん：朝はいろんなフルーツをとったり、レモンジュースでビタミンCを補ったり、ヨーグルトを食べるとか……。

　三浦さん：食べものからとるのが一番いいですよね。あとは日々運動することが自然と美と健康につながると思うんですが、先生は教える立場だから、毎日何度も逆立ちされてますものね（笑い）。

　MANAOさん：運動嫌いの方も、布を使うことで楽しいと思いますし、色がカラフルなので楽しい気分になっていただけると思いますね。逆に力を抜くのが難しかったという方もいらっしゃいますが、リラックスして楽しく運動できるのが一番健康にもつながってくるのかなと。

　三浦さん：やっぱり運動って大事ですよね。先生もそうですが、運動してる方って、自分の生活リズムを持ってらして、ちゃんと自分に自信を持っているから、揺るぎない感じがします。

　MANAOさん：ありがとうございます。エアリアルは空中という意味なので、スタジオは天井を空の模様にしているんですが、普段味わえない浮遊感を味わって現実を忘れてリラックスしていただければと思います。布も12色あって、その日によって出してる色も違うので、好きなものを選んでいただいて。

　三浦さん：窓から光も入ってきてすごく気持ちいいので楽しみです。今日はどのようなところから始めるんですか？

　MANAOさん：まずは布に慣れていただいて、少しずつハードなポーズに挑戦していただいて、逆立ちもやりましょう！

　三浦さん：大人になってから初逆立ちです。では先生、よろしくお願いします！

　初のエアリアルヨガ体験は、最初のポーズから驚きの連続で、ずっと「気持ちいい～！」と声を上げていました。次回はそのレッスンの様子を詳しくお伝えします。

　皆さんからのご意見、ご感想、こんなことが知りたい！などのリクエスト、お聞かせください。皆さんからのメッセージ楽しみにお待ちしております。メッセージは下記のお問い合わせフォームからお願いします。

　心も体もキレイになって、毎日キラキラしましょう！　できることは今からスタートですよ！

いま、推されてます

今週のファッションチェック：吉高由里子がきれいめパンツコーデ　石原さとみは花柄ワンピ　浜辺美波、松本まりか、筒井真理子も　前編