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女優の戸田恵梨香さんと俳優のムロツヨシさんが出演するドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系、金曜午後10時)。ムロさんは、本格ラブストーリーの連続ドラマに初出演ということで、第1話が放送されると、SNSでは「ムロツヨシが……カッコいい」「こんなムロさん初めて」「ムロツヨシにキュンキュン」など、ムロさんの“イケメン”ぶりに注目が集まった。ドラマの脚本を手がけた大石静さんは、「ムロさんは相当色っぽい」と印象を語る。大石さんに、ムロさんの魅力や、当て書きしたシーンなどについて聞いた。
ドラマは、若年性アルツハイマーを患う医師の北澤尚(戸田さん)と、尚を支える恋人の元小説家・間宮真司(ムロさん)の10年にわたる切ない純愛物語だ。「セカンドバージン」(NHK総合)などで知られる脚本家の大石さんが手がけるオリジナル作品。
◇“生”ムロツヨシの印象 「どんな女も好きになっちゃう」
ムロさんは、1976年1月23日生まれ、神奈川県出身。1999年に上演した独り舞台で俳優として活動を開始。本広克行監督の「サマータイムマシン・ブルース」(2005年)で映画初出演を果たすと、その後、福田雄一監督の「大洗にも星はふるなり」(2009年)に出演し、徐々に頭角を現す。2008年から自身が作・演出・出演した舞台「muro式」を定期的に上演。最近では「勇者ヨシヒコ」シリーズなど福田監督作品の“常連”で、NHKの人気コント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」にもレギュラー出演するなど、映画やドラマ、CMなどで活躍している。
コミカルなイメージが強いムロさんが、戸田さんの恋人役を演じると聞いたとき、大石さんは「新鮮だなあと思った」と振り返る。ムロさんに初めて会った印象は、「よく見ると、目がぱっちりだし、鼻もきれい。手とかもきれいだし、相当色っぽいなと思いました。どんな女もあの人、好きになっちゃう」と明かし、「色気というものは引っ張っても出ないので、フェロモンを持って生まれてきた方だなと思います」と話す。
大石さんの脚本作といえば、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ふたりっ子」(1996年放送)の内野聖陽さん、同じく朝ドラ「オードリー」(2000年放送)の佐々木蔵之介さん、「セカンドバージン」(2010年放送)の長谷川博己さんなど、無名に近かった俳優がブレークすることでも知られている。大石さんは、俳優を見るときには「清潔感」「空間の占有度」「口角」「後ろ姿」の四つのポイントがあると、以前テレビ番組で語っていた。
そんな大石さんに、ムロさんについて聞いてみると、「ムロさんはもう名もなき人じゃないですから、自力で有名になっているから、私が言うのはおこがましいです」と前置きをした上で、「ムロさんは、(四つのポイントを)みんな持っている。だからいい」と太鼓判を押す。「私は何回かお目にかかったけれど、自信があるなあという印象です。自信満々だと思いますよ~(笑い)」と話す。
◇“居酒屋アテレコシーン”はムロツヨシに当て書き
ドラマでは、ムロさんだからできる“くすっと笑えるシーン”も用意している。第1話では、真司と尚が訪れた居酒屋で、店長と店員を不倫カップルに見立て、真司が即興ゼリフを作るというシーンがあったが、これはムロさんに当て書きしたのだという。戸田さんも「実際すっごく面白かったんですよ。本当に大爆笑でした」と話すなど、ムロさんの真骨頂ともいえる場面だった。
大石さんは「(ムロさんが本格ラブストーリーの連続ドラマを)なぜこれまでやらなかったのかが不思議なくらいですね。この路線を発見した私たちのチームはすごいぞー!」とちゃめっ気たっぷりに話しながら、「うまくいくと、この路線(恋愛もの)もあるわけですよ。それでギャグ的な路線もあったら、本当にトップを切るでしょうという感じですよね! 鬼に金棒じゃない!」と絶賛。
“色っぽさ”というムロさんの新たな一面に加えて、ムロさんおなじみの“コメディー”的な要素。両面を味わうことができるからこそ、「大恋愛~僕を忘れる君と」は好評を得ているのではないだろうか。今後の展開に注目だ。