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石原さとみ:生活に幸せを感じられる「今の自分だからこそできる作品」 余命わずかな主人公に

 女優の石原さとみさんが、2021年1月4日に放送される新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」(テレビ東京系)で主演することが11月20日、明らかになった。石原さんは余命宣告を受けた主人公・田渕ゆり子を演じる。石原さんがテレビ東京のドラマで主演するのは初めて。石原さんは同作について「自分自身の生活に豊かさを生み出すことに幸せを感じられる、今の自分だからこそできる作品」と語っている。

 「人生最高の贈りもの」は、余命宣告を受けた一人の女性と、彼女を取り巻く家族の絆を描いたヒューマンドラマで、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」などの岡田惠和(よしかず)さんによるオリジナル脚本。演出は「池中玄太」シリーズなどを手がけ、60年以上のキャリアを誇る石橋冠監督が担当する。

 元大学講師の翻訳家・笹井亮介は、妻に先立たれ、東京・豊島区で一人暮らしをしていた。ある日、長野県安曇野で夫・田渕繁行と暮らしていた一人娘・ゆり子(石原さん)が帰ってくる。突然の帰省に驚く亮介は理由を尋ねるが、ゆり子は一切語ろうとしない。分かったのは家にいる期間を決めていないということだけだった。父親と娘の2人暮らしは、緊張しつつも温かく穏やかに過ぎていったが、娘の人生に残された時間はわずかだった……というストーリー。

 石原さんは「父親との2人のシーンが多いのですが、私自身、父親と2人っきりで生活したことが人生で一度もないので、少し難しかったです」と撮影を回顧。ドラマについて「特別な喜びを求めるのではなく、生活の幸せを知ることができる尊い作品」と説明し、「この作品に込められた穏やかさとか温かさとか優しさとか……日常の尊さみたいなものが伝わって、見てくださっている方々の生活が少しでも温かくなったらいいなと思います」と思いを語った。

 さらに「最近は、自炊したものがすごくおいしくて、体も心も喜んでいるのが分かるんです。それが幸せだと感じられる自分になれたときに、こういう作品に携わることができているなんて、すごいタイミングだなと思います。ありがたいです」と自身のプライベートを交えて語っている。

 父・笹井亮介、夫・繁行ら、ゆり子の周囲の人々のキャストは後日発表される。ドラマは2021年1月4日午後8時から放送。

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