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庄川峡遊覧船から見た大牧温泉観光旅館。雪のあるなしで川の色も変わる
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庄川峡遊覧船から見た大牧温泉観光旅館。雪のあるなしで川の色も変わる

日本の名湯:船でしか行けない秘境の宿 冬は幻想的な景色が広がる 富山・大牧温泉観光旅館

 船で行く温泉宿は日本各地に何カ所かある。しかし船でしか行けない川べりの温泉宿は、富山県南砺(なんと)市の宿「大牧温泉観光旅館」くらいのものだろう。

 宿へと向かう庄川峡遊覧船が発着する小牧港の待合室、昭和で時が止まったかのようなノスタルジックな風情はたまらない。古びた木のベンチに赤々と燃えるストーブ。旅情をかき立てる風景だ。

 そして何と言っても、向かうまでの風景だ。特に冬は真っ白な雪に覆われた山々に、橋の赤や緑がとても映える。川のほとりにたたずむ大牧温泉観光旅館の姿は、まるで水墨画のような美しさなのだ。

 風呂は、大浴場、中浴場、そして露天風呂とある。どの浴場からでも庄川を眺めながら湯あみできるのが魅力だ。中浴場は女性専用になっている。無色透明な湯で、するするとなめらかな湯ざわりが特徴だ。温泉らしい硫黄のにおいもふんわりとただよう。

 露天風呂は、少し離れたところにある。男性用は原生林に囲まれた崖の上にあり、女性用は渓谷沿いにある石造りの大きな浴槽と大きな岩をくり抜いて作ったような小さめの野風呂の二つがある。冴え冴えしい冬の空気を吸いながら眺める、雪化粧した山々と庄川は幻想的だ。

 泉質は余分な皮脂や角質を取りのぞいてくれ、保湿力、保温力に富んでいる。筆者は帰る頃には、しっとりとしつつもハリを感じられる肌になっていた。

 食事処でとる夕朝食は、富山では「ながらも」と呼ばれるアカモクや山菜、白エビ、タラの子など季節の地元産の食材を用いた料理が並ぶ。気取ったところがなく、心に染みいるホッとする味わいだ。

 <プロフィル>

 朝香。モデル・美肌温泉家。慶応大卒。温泉ソムリエアンバサダーなど数々の温泉資格を持ち、日本温泉気候物理医学会など多数の学会に所属。美容効果が期待できる温泉やその効能をより引き出す入浴法を広めようと日々活動している。自治体の観光PRの監修・アドバイザーなども務める。

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