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女優の広瀬アリスさん主演の新ドラマ「失恋めし」が1月14日からAmazonプライム・ビデオで配信される。広瀬さんが演じるのは、「失恋めし」というマンガ連載をもつイラストレーターのキミマルミキ。毎回、失恋した人が登場し、ネタをさがすミキと思い出の食事をしながら失恋エピソードを語っていく。広瀬さんに、ドラマの魅力や思い出の料理、恋バナや今年の抱負を聞いた。
◇今年も初心を忘れずに 新しい経験をしたい
「去年は仕事をバタバタとやっていたら、あっという間にすぎてしまった気がします。今年は後で振り返ったとき、楽しいことを思い出せるような1年にしたいです」と、2022年の抱負を語る広瀬アリスさん。仕事面については、「10代は学生役が多かったけれど、今は母親役や先生役など、役の幅が広がりました。今年も初心は忘れずに、全力で新しい経験をしたい」と、強い意思をみせる。
今月配信される待望の新作ドラマは、「勝手にふるえてろ」の大九(おおく)明子監督とタッグを組んだ「失恋めし」。連載マンガのために失恋ネタを探しているイラストレーターのミキを好演する。
「フリーペーパーの編集部が舞台ということもあって、登場人物のキャラが強烈で。すごく不思議なテンポで会話が進むので(笑い)。大九監督は、これまでの作品にも独特な間やリズムがあったので、その世界観に自分が入れたことはすごくうれしかったです。実際にあるお店で、そのお店のお料理を食べながらの撮影なので、個性的な人たちの中で自然体でいることが役作りだったと思います。ごはんを食べるシーンでは、普通に『うま!』って言っていました(笑い)」
◇恋バナは、するのも聞くのも好き
ドラマには毎話、失恋にまつわるおいしそうな料理が登場するが、広瀬さんも傷ついたときは「食べること」で元気になれるという。
「おいしいものを食べることって、一番不幸から離れる気がするんです。私自身は外食より母の料理が好き。部活でご飯7杯とか食べていたときは俵(たわら)のように大きなハンバーグを作ってくれたんです。食べるときは小分けにしてくれましたけど(笑い)。あと自分が発散できるのは、掃除をすること。純粋に『無』になれるんです」
ネタ探しのために、失恋話を積極的に聞こうとするミキ。広瀬さん自身はそれは無理だというが、恋バナは「めちゃくちゃしますよ!」と、ほほ笑んだ。
「でも、自分からはしたいって言えないんです。人の恋バナも聞きたいけれど、できれば言ってきてほしいですね。“最近どう?”ぐらいは聞きますけれど(笑い)。仲のいい友達とは全部オープンにして、いろんな話をしたり聞いたりしています!」
◇元気のモトは、ヨガとマンガと上質な睡眠
今年27歳になる広瀬さんに美しさを保つために心がけていることを尋ねた。
「夜ヨガですね。ゆっくりと30秒ぐらいのポーズを10~20分しています。体のバランスが整って、睡眠の質がよくなりました。食事は腸活メインで、キノコ類をたくさん食べたり、豆腐ハンバーグにおからを入れたり。デトックス効果の高いケールや、オートミールも取り入れています」
お気に入りのマンガを読むこともパワーチャージになるという。
「マンガは自分を一回、無にしてリセットさせてくれます。最近好きだったのは『デッドマン・ワンダーランド』や『ツルモク独身寮』。読むのはすごく速いので、お風呂の中でいっきに集中して読むこともあります。ドラマでミキちゃんがイラストレーターでコマを書くシーンもあったのですが、すごく苦手でした(笑い)。絵で自己表現できる方は本当にすごいなって改めて思いました」
毎話登場する人気ゲストも話題を呼びそうな「失恋めし」。最後にこのドラマのみどころを聞いた。
「毎話、いろんな失恋話を聞いたときのミキちゃんのリアクションが楽しくて、恋にもいろいろあるんだなって思えます。第1話はゲストが門脇麦ちゃんなのですが、その失恋エピソードもかなりすごくて……(笑い)。ミキちゃんが人の失恋話を聞きながら自分の恋愛とむきあっていく姿もいいですね。観(み)る人の背中を押してくれる作品だと思います!」
<プロフィル> ひろせ・ありす 1994年12月11日生まれ、静岡県出身。2008年、映画「死にぞこないの青」で女優デビュー。近年の出演作に連続ドラマ「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~」(フジテレビ系)、映画「サイレント・トーキョー」「地獄の花園」などがある。
*……ドラマ「失恋めし」▽監督:大九明子▽出演者:広瀬アリス、井之脇海、杉村蝉之介、臼田あさ美、安藤ニコ、若林拓也、ほか各話ゲスト▽1月14日から、Amazonプライム・ビデオで一挙独占配信スタート。読売テレビでも7月放送。