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日本の名湯:“世界が認めた”和風旅館 北アルプスの麓、民宿発祥の地にある「白馬八方温泉 しろうま荘」

 圧倒的な存在感で春夏秋冬さまざまな表情を見せる北アルプスの山々。そのふもとに日本の民宿発祥の地と言われる「旧細野集落」がある。その中心部に、和風旅館「白馬八方温泉 しろうま荘」がたたずむ。築約300年の農家の梁(はり)や柱などの古材を活用し、日本の伝統的な建築様式を生かしつつ現代の便利さをうまく取り入れた、モダンでこぢんまりとした居心地の良い温泉宿だ。

 総支配人の丸山俊郎さんは、世界各国の富裕層を対象とした旅行雑誌「ラグジュアリー・トラベル・ガイド」が主催するアワード「ラグジュアリー・トラベル・ガイド・アワード2016」の支配人部門で最高賞を受賞。「しろうま荘」も世界的な旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で上位にランキングする、世界に認められた旅館だ。

 すみずみまで行き届いた清掃やさりげない気遣い、落ち着いた雰囲気がいい。信州や地元・白馬の旬のおいしい素材を使った郷土料理、質の良い温泉が心身ともに癒やしてくれる。客室は本館と別館があり、本館は新しい。客室はそれぞれしつらえが異なり、別館の全客室からは雄大な白馬八方尾根の絶景が望める。

 大浴場は、木目模様が美しい多胡石(たごいし)造りの洗練された浴槽が印象的。内風呂のみだが、大きな窓からは和風庭園が見える。湯口からは常に新鮮な湯が流れ落ち、浴槽を満たし続ける。無色透明の湯は日本でも有数の強アルカリ性で、肌の汚れや余分な角質をすっきりと落としてくれ、湯あがりには“すべすべ肌”になった。

 「はくばの豚」や「信州サーモン」、山菜、馬刺し、古代米などがふんだんに使われた食事は、素朴で滋養たっぷり。ほっとする味わいだ。天ぷらなど温かい料理はできたてを運んでくれ、熱々で食べられる。朝食は、信州名物のそばを使ったガレットがいい。

 白馬は登山やスノースポーツなどアクティビティーのイメージが強いが、岩岳(いわたけ)やうさぎ平にはゴンドラのみであがれる絶景カフェやスパ、フォトジェニックなスポットもあり、気軽に白馬の大自然を体感できる。北アルプスの絶景を楽しんではいかがだろう。

 <プロフィル>

 朝香。モデル・美肌温泉家。慶応大卒。温泉ソムリエアンバサダーなど数々の温泉資格を持ち、日本温泉気候物理医学会など多数の学会に所属。美容効果が期待できる温泉やその効能をより引き出す入浴法を広めようと日々活動している。自治体の観光PRの監修・アドバイザーなども務める。

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