検索

尾野真千子:フィリピンでのハプニングにも笑顔 自分の居場所は「東京、奈良、沖縄」と語る

 俳優の尾野真千子さんが7月27日、東京都内で行われた、結城貴史さんの主演・監督デビュー作の映画「DitO(ディト)」公開記念舞台あいさつに出席した。ドット柄のワンピース姿で登場した尾野さんは、フィリピンでの撮影について「ロケ地に向かう途中のサービスエリアのトイレの便座がなかったり、扉が閉まらなかったことも。そういう経験があるから、映画の現場は面白い」と笑いながら振り返った。

 映画のタイトルがフィリピンのタガログ語で「ここ=here」を意味することにちなみ、自身の「居場所」について問われると、尾野さんは「難しい質問ですね」といい、「でも、自分が素直になれる場所としては、18歳から上京した東京、それまで育ってきた奈良、移住した現在の住まいがある沖縄。全部それぞれ役割があって、私にとって大切な居場所です。なので、私には3カ所あるんです」と語った。

 また、人生において心に残る言葉を聞かれると、現在42歳の尾野さんは「『30歳になったら有名になれるぞ』です」と回答。続けて「知り合いの方に『30歳になったら仕事が来るからそれまで頑張れ』と言われたのですが、この言葉を胸にずっと頑張っていたら朝ドラ(カーネーションのヒロイン)が決まった。諦めないで良かったなと思います」と明かした。

 舞台あいさつには、結城さん、田辺桃子さんも出席した。

 映画は、フィリピンを舞台に、落ちぶれても前を向き奮闘する壮年ボクサーの父(結城さん)と娘(田辺さん)の成長と絆を描く。ボクシング界のレジェンド、マニー・パッキャオさんが特別出演し、尾野さんは主人公・神山英次の妻・ナツ役を演じている。

エンタメ 最新記事

アクセス上位記事